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問題2

一国の消費関数が C=150+0.6(1-t)Y であらわされ(ただし、t は所得税率、Yは所得水準である)、投資I=280、政府支出G=90、所得税率t=0.2とする。閉鎖経済を想定したとき、次のうち正しいものを1つ選択せよ。
ア 均衡所得は1200である
イ 可処分所得は1000である
ウ 財政赤字が発生している
エ 政府支出乗数は2以上である
オ 投資乗数は1以上である

解答例
 オ

解説
 閉鎖経済、つまり貿易のない世界において、国民所得はY(産出)=C(消費)+I(投資)+G(政府支出)で表される。前提より、均衡条件式はY=150+0.6(1-0.2)Y+280+90つまりY=520+0.48Yとなり、均衡所得は1000となるので、アの1200は不正解。可処分所得とはYから所得税を差し引いたもので、(1-0.2)1000=800となりイの1000も不正解。政府支出が税収を上回っているとき、財政赤字があるという。この場合税収0.2×1000=200に対して、政府支出90なので、財政は黒字であり、ウは当てはまらない。政府支出(投資)がΔG(ΔI)だけ変化したときY*がどれだけ変化するかを表わすのが政府支出(投資)乗数であり、このモデルでは政府支出乗数、投資乗数ともに、1/{1-限界消費性向(1-所得税率)}で導かれる。限界消費性向は所得が1増えたときに増える消費のことであり、ここでは0.6。よって、ΔY/ΔG =ΔY/ΔI=1.92となり、オが正解となる。

投稿者 uchida
2006年04月04日18:09 [マクロ] | コメント (0)

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