青山学院大学国際政治経済学部
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2012/1/10 最後のゼミ内容

こんにちは、ブログ係の針替です。

挨拶が遅くなってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。
OB・OBのみなさま、そしてこのブログを見てくださる全ての皆様、今年も押村ゼミをよろしくお願いします!

さて、いよいよ16期先輩の率いる今年のゼミの授業も今日で最後となってしまいました。。とても悲しいです!

まず4限では、先生にゼミ1年間の総まとめのお話をしていただき、その後3年生で質問やディスカッションを交わしました。

集団のアイデンティティー(ID)とは我々とその他の境界です。それはどうやって形成されるのでしょう?

リアリストのIDアプローチだと、IDは国籍や国土に依拠しており、IDは固定的、絶対的であり変わらないと考えます。よってIDの衝突というのは免れないというのがリアリスト的な視点です。

しかし、先生の立場は、IDは環境やコンテクストで変わりうる、というものです。IDは過程・プロセスで形成されるので、例えばIDアプローチによって紛争を解決することができます。

私たちは、"IDは変わりうる"という事実を、ゼミの発表を通してたくさん学んできました。
そもそも国際社会は人によって成り立っています。
その人が持つIDによって、国際問題の解決がなされ得ることを、私たちは一年間を通じて学ぶことができました。

また、現在の日本について学んだことをおさらいしました。
戦後の日本は、欧米諸国を目指し、生存をするため、経済力で突出することに成功した国です。
その経済発展ができた理由として、当時の国際状況に恵まれていたことが言えます。
そのころ世界の半分は共産主義国であり、現在と比べても競争相手が少なかったからです。
そして、米国との安全保障体制により、軍事費にお金を注ぎ込む必要もありませんでした。
つまり、日本の経済発展は60~80年代の特殊な状況の中で生み出されたものなのです。

よって現在の私達は、かつてのように単に経済発展を目指すだけではいけないのです。
現在競争相手が増え、その多くは途上国です。そういった途上国に勝つというモデルがない状態が現状です。

次に、日本の平和思想についてですが、9条を誇っても、誰もその日本の姿をモデルにした国はありません。
他国との関係で、ロジカルに平和運動をしないと他国に誇れないのではないか、世界が認める方法で誇りを持たないといけないのではないか、と先生はおっしゃっていました。

今回の授業では、一年間学んできたことの整理ができ非常に有意義な時間でした。
ゼミ生全員が、押村先生の下で学んでいる幸せを改めて感じたのではないでしょうか!


そして5限は、最後の3年、4年一緒の授業でした。
まずは4年生に就職活動のアドバイスをいただきました。私達3年生にとっては本当にありがたい時間で、いろいろな質問に答えてもらいました。
4年生が就職活動をしていた頃は震災もあり、大変な苦労があったと思います。そんな4年生達に、私たち3年生は多くのエールをもらい、とても勇気づけられました!

そして4年生一人一人、最後のコメントをしてもらいました。

本当に実感がありません。これで16期、17期の授業は終わりなんて信じられません。
一年というのは本当にアッと言う間です。
もっと4年生と話したかったというのが3年生の本音です。

4年生のみなさん、本当にありがとうございました!卒論の追い上げ頑張ってください。

投稿者 管理人
2012年1月10日22:22 [週刊押村ゼミ]


2011/12/13 ゼミ内容

こんにちは。針替です!今週は、4限でアメリカの選挙についてのDVDを見て、5限で4年生2人の卒論経過報告をしてもらいました。

4限は、オバマ大統領が共和党と大統領選をする前に、民主党内でヒラリークリントンらと代表争いをしましたが、その時の選挙の一部始終が収められているDVDを見ました。

アイオワ州でオバマが勝利を収め、次の州でも勝利したオバマでしたが、その次でヒラリー候補に負けます。そこで再度奮い立ったオバマは、最終的に民主党代表候補として勝利することになりました。

オバマの演説がどう練りあがったのか、そして選挙を実施するに辺りたくさんのボランティアの応援がなければ選挙活動はできないんだということに気付かされました。

とても貴重なアメリカの選挙の様子が収められているDVDでした。そしてとにかくオバマ大統領がかっこよかったです。笑


5限は卒論報告です。まず高倉さんが、このDVDに関連する内容を卒論テーマにしています。

「移民の国アメリカの現状ーオバマ政権誕生にみるアメリカの人種問題ー」

「オバマ現象」・オバマ政権の誕生から現代のアメリカの人種問題がどのようになっているおり、どのような影響を受けたのかをみていきたいと考えています。アメリカのマイノリティだけにスポットをあてるのではなく、マジョリティの考え方に関してもスポットを当てていこうと考えています。今回の中間発表では、何がオバマ政権を誕生させたのかを説明しました。大統領に当選する上で重要な選挙戦略と台頭が著しいミレニアム世代に関することを中心に発表を行いました。本論文では、アメリカの人種問題を解き明かした上、オバマ政権誕生でも変わらない現実を取り上げ、今後その現実を変えるための可能性を探っていきたいと思います。


そして最後は関根さんの卒論報告です。
「人種差別撤廃条約の国内適用について

条約の誕生と概要の説明をして、条約の国際社会での位置づけとその条約の締約国に課せられる人種差別撤廃のための義務を説明しました。また、日本の条約批准までの経緯と批准前の日本の人種差別の状況を説明し、条約が日本の人種差別問題にもたらした影響を話しました。具体的には条約は、日本にはマイノリティがいない、異人種がいないために人種差別の問題はないといった日本の一般的な考えが普及していた日本に、マイノリティや人種差別の問題の存在に向き合い、考え直す機会を与えました。

みなさんお疲れ様でした。今日で3年も4年もするべきことをみな終えました!後期も時間が経つのが早かったですね。来週は課外学習です^^

投稿者 管理人
2011年12月18日19:48 [週刊押村ゼミ]


2011/12/6 ゼミ内容

こんにちは。
皆さんお馴染み、「そしゃ」こと、ブログ係の音石です。
今週は3年生は生須美輝さん、4年生は古屋沙織さんと新井晴香さんが発表してくれました。

生須美輝さん『クレオールのアイデンティティ』

グローバル化が進む中で、世界には○○人というようにIDを明確に規定できない人々が多く存在します。彼らはアイデンティティをどこに見出しているのでしょうか。今回はこのような問いからプレゼンテーションを始めました。

クレオールとは①植民地生まれの人間、②植民地で生まれた言語、モノ、文化をさします。プレゼンでは、クレオールという概念が生まれた背景から話を始め、そこにはヨーロッパ文明による「歴史的暴力」があることを説明しました。また、クレオール語が発生するプロセスや、クレオール語に対する認識が「特定言語の誤った使用」という視点から「一つの新しい言語生産行為」へと変化していることなども紹介しました。

その後は、クレオール人のIDに焦点をあてて話を進めました。クレオール人のアイデンティティの模索の様子は文学に表れています。まず、それまで西洋の価値のフィルターを通して自らを規定してきたことへの反駁として「ネグリチュード(アフリカ性)」が提唱され、やがてクレオール人は地域の自然や歴史から規定される「アンティル性」、そして最後には自らが体現する複雑さ・多様さという「クレオール性」にIDを見出していきました。つまり、言語も、宗教も、習慣も、生き方もすべて脱領土化され、それぞれが混淆するダイナミズムによって生まれる多様性・複雑性こそがクレオールのIDであると主張したのです。アンティル文学のマニフェストとして知られる『クレオール礼讃』は「ヨーロッパ人でもなく、アフリカ人でもなく、アジア人でもなく、我々はクレオール人であると宣言する」という言葉から始まります。これはID=国や人種の単一性に収斂するものという考え方から解放された思想であるといえます。しかし一方では、上記のように必ずしもすべてのクレオール人が確立したIDをもっているわけではなく、プレゼンではいくつかクレオールIDの課題もとりあげました。

最後に、クレオール化の現象は西欧の植民地となった地域に限られるものではないこと、グローバル化する社会において国民国家への帰属意識とは異なるIDは世界中で発現しつつあることをもって結論としました。日本にも「在日」の人々がいます。クレオールという思想を学び、私たちは彼らを日本人でも韓国人でもない独自のIDをもつものとして認識する必要があるのだと考えさせられました。

プレゼン後には「世界はすべてクレオール化するのか」「グローバル化によって国家への帰属意識としてのIDはなくなるのか」というテーマでディスカッションを行いました。全体的には国家への帰属意識はなくならないという方向で意見がまとまりました。グローバル化が進んだリスク社会の中で、人々は国に守ってもらうしかないという考えからです。今回はいつもよりは意見が多く出た印象がありますが、もっと様々な視点が出ると面白いなと思います。個人的には、質疑応答で的確な答えを出せなくて、そこで時間をとりすぎてしまったことが反省点です。

クレオールの思想は少し哲学的な要素もあり、掴みきれない部分もありましたが、新しい視点で非常に興味深かったです。とくにマニフェストといわれている『クレオール礼賛』はいきなり読むとなかなか理解できないので、興味のあるかたは他の本で知識をつけてから読まれることをおすすめします。また、今回はあまり取りあげませんでしたが、クレオール文化にも色々あって面白いと思うので、是非調べてみてください。

古屋沙織さん『グローバリゼーションのなかの日本のシティズンシップ-国境を超えた市民形成-』
基本的クエスチョン

①移民受け入れの先進国であるヨーロッパの国々が直面する移民の社会統合や国民の反発といった課題とそれに向けた取り組みは、今後日本が迎える未来の青写真となり得るのか。そうであるなら日本はどういった心構えを持ち、どう行動していくべきか。

②現在の純血主義的な日本の諸制度や人々の考え方では多民族化する社会を包括できないのではないか。そうであるならば日本社会はどう変わっていけば良いのか。

③外国人を受け入れ、共生していく必要性や気運は日本全体で高まっているのではないか。日本社会における市民性とは何であり、市民とは誰を指すのか。

導きたい結論

グローバル化が進み、国内においても多文化社会の様相を増す日本において、外国人達は、日本社会の構成員として無視できない存在になっている。外国人受け入れのリスクだけではなく、現実に共に暮らしている市民としての一面も理解し、外国人達を適切な形で受容し、日本という国を成り立たせる一市民として社会参加していけるように、権利の保障や法整備を検討すべきではないか。

新井晴香さん『コソボ紛争勃発の諸要因』
※Coming Soon!

以上です。
12月に入り、これで3年生は全てのプレゼンを終えました。
次はもう卒論発表までプレゼンが無いのかと思うと、寂しくなってきます...
しかしその間も、色んな形で押村ゼミを盛り上げていけたらなあと、企画中です!
なにはともあれ、3年生の皆さんはお疲れ様でした(∩´∀`)∩
就活!頑張りましょう!笑

そしゃ

投稿者 管理人
2011年12月11日00:55 [週刊押村ゼミ]


2011/11/29 ゼミ内容

こんにちは!もう11月も終わってしまいますね。今回は4限に北原さんの報告があり、5限では間瀬口さんと中村くんに卒論報告をしてもらいました!!


北原友里奈さん 『ヨーロピアンアイデンティティー』
EUとは、もともと経済的発展を目的として外的勢力に対抗する形でまとまった共同体でした。その共同体が拡大していく上でどのように共通のアイデンティティを創作していったのか、そして実際のEU市民のEUへの帰属意識の低さ、また昨今のユーロ金融危機とそれによってEU内に蔓延している共同体への不安や不信を今回
のプレゼンテーションでは取り扱いました。
今後のEUの展望としては、仏独のような比較的経済的に「健康」な国家が、出血覚悟の経済的支援策をギリシャやイタリアなどの経済的に崩壊している国家に実施していけるかが鍵となっていると思います。元々共通のアイデンティティをもたない国家同士にEUとしてのアイデ...ンティティを抱かせて協力していくことができるか、そのためのアイデンティティ政策に注目です。
今回のテーマでは、現在進行形で進んでいるEUの経済危機とそれへのEU市民の感情を、自分で資料を探して使えそうなデータを引っぱってきて考察するのが楽しかったです。また、今後EUがどうなっていくのか、東アジア共同体をつくるとしたらどのような政策を真似したらいいのかなど考えていて興味深いものばかりでした。
次回への課題ですが、個人的には準備をもっと計画的に行うこと(笑)、そして全体としてはやはりディスカッションがうまくできないことだと思います。来週の今期最後のプレゼンの後のディスカッションは、事前準備をしっかりしてのぞみましょう!!


間瀬口亜美さん 『海外出稼ぎ労働における構造的抑圧の実態~「人間らしい労働」の形成に向けて~』(論文タイトルは変更する予定です)

プレゼンテーションでは、主に、第二章の「送り出し社会から見る海外出稼ぎ労働の現状と諸問題」のうち、第二節(フィリピンにみる海外出稼ぎ奨励政策の変遷)と、第三節(海外出稼ぎの構造的問題と送り出し社会に与えるインパクト)のうち第一項(スリランカの事例)について報告しました。 以下に、それぞれの節の概要を述べたいと思います。
第二節:フィリピン海外雇用庁が設置されるなど、労働力輸出が国の重要な産業であり、送り出しシステムが確立・推進されています。出稼ぎを国家政策として推し進めようとするフィリピンの姿勢は、移住労働者に関する国際条約の批准状況や、越境労働者の保護に積極的であることからも伺えます。
第三節(第一項):海外出稼ぎの不公正な仕組みについて、報告ではスリランカの事例を取り上げました。斡旋会社や、サブエージェントと呼ばれるインフォーマルなアクターが水面下で暗躍し、途上国の出稼ぎ労働の現場において過酷な収奪が行われています。その結果が、途上国の格差の拡大に影響を与えているのではないか、と考えます。


中村岳くん 『世界のバランサーとしてのNGO』
国際社会のグローバル化の流れの中、①国家・政府からの干渉が比較的緩やか、②国民のボランティア精神の上に成り立っている、③専門知識を有している、④支援先・支援者に近い、という特徴を持つ存在としてのNGOはこれから国際社会でどのような役割を担うことが出来るのだろうか。国家単位の協力では問題の解決が難しいグローバルイシューに対して、NGOはどのように自らの特徴を生かし、国際社会に貢献することが出来るのか。NGOを世界の不条理・不平等を是正する装置としての「バランサー」としたときに、我々は主体的にそれを学び、自らの自由意思によって取捨選択して問題解決に貢献し、国際市民としての役割を果たさなくてはならないだろう。

これからいよいよ三年生は本格的に就職活動が始まります!がんばろうー!
四年生も卒論の追い込みがんばってください!

投稿者 管理人
2011年12月 4日18:26 [週刊押村ゼミ]


2011/11/22 ゼミ内容

こんにちは。
ブログ係の音石です。
11月22日は、4限に岩谷さんが、5限に岩瀬さんがプレゼンを行いました。
それでは、サマリーを掲載していきたいと思います。


岩谷さん【東アジアの共通アイデンティティ~「アジア的価値」にみる共通性~】

「アジア」とは、欧米と比較する対象として欧米人によって造られた概念です。
そのため、広大で共通性を見つけるのは難しいとされます。
しかし1980年代、受動的に生み出されたアジアに、自己についての能動的な概念が生まれました。
「アジア的価値」と呼ばれるもので、マレーシアのマハティールやシンガポールのリー・クアンユーといった政治家が中心になって提唱しました。
彼らは、アジア、特に東アジアの社会ではコミュニティと家族がベースになっていること、権威を尊重するのだということを述べました。
そしてそのような特徴が、経済成長を促進する効果を持つと主張しました。
提唱された背景としては、1980年代の東アジアのめざましい経済成長による自信、欧米の価値観への反発、アジアの支配者層の自己正当化といった側面があります。
欧米諸国の民主主義や人権といった概念が国内に浸透することで、権威主義的な体制が崩されることを恐れたのでした。
しかしこの概念には、批判も多く存在します。アジアは多様すぎて共通の価値などない、宗教がバラバラなのだから共通の「価値」にはなり得ない、政治家の政治的目的を達成するための恣意的である、経済成長を促進するとの主張は、意図的に選んだデータに基づいている、などです。
また、1990年代後半のアジア経済危機により、その価値が再び否定されてしまい、今では議論が下火になってしまいました。
確かに、それらの批判ももっともであると言わざるを得ないかもしれません。
しかし、欧米の水準に合わせても上手く機能しないこともあると思います。
欧米のような民主主義を導入したら、どんなに善い政治家でも思う通りに政策を実行できなくなってしまい、国内が混乱するようなことがあるということです。
また、概念からして受け身であったアジア諸国が、自らのアイデンティティを模索し、世界に発信したことには大きな意味があると思いました。
欧米の視点からも、彼らの民主主義とは別の民主主義のあり方に目を向け、考えるきっかけになったのであれば、社会の発展にとって有意義なことだと思いました。

「アジア的価値」というものに馴染みがなく、なかなか全体像を掴みきれなかったというのが感想です。
東アジアの価値なのに、東アジアの外のマレーシアやシンガポールから提唱されたというのが興味深かったです。
価値の違う外部と接触しており、アイデンティティに危機感を覚える場所ほどアイデンティティを守ろうとするものなのだと改めて感じました。


岩瀬さん【ネイティヴ・ハワイアンのアイデンティティ】

【クエスチョン】
・19世紀に王朝転覆後も、ネイティヴ・ハワイアン達の文化やアロハ・スピリットというアイデンティティが消滅しなかったのはなぜか。
・長い間国際社会に翻弄されてきたと言える彼らの最大の危機はどの時代だったのか。
・観光地としての成功とはいっても有名ブランド店や多数のホテル建設など、元々の彼らの文化とはかけ離れたもので溢れる光景をどう受け入れ、関わっているのか。

【結論】
・ネイティヴ・ハワイアンのアイデンティティの源泉とも言える王朝を失い、彼らの生活まで白人社会に掌握されることとなった1890年代が、彼らの最大の危機の時代と言える。
・観光地化されてきたが、ネイティヴ・ハワイアン達は彼らのアイデンティティを形を変えつつも上手く組み込み、文化の知名度向上と保存の両方を達成した。
・しかし、観光誘致側や観光客が都合よく決め付けたハワイアン像は決して正しい理解ではないということを認識する必要がある。

サマリーは以上です。

この日は3限の時間に、青山学院大学を受験しようか検討している方々に向けたビデオを撮影しました。
席の配置からスクリーン、さらには服装まで、細かい指示を受けながら授業に臨みました。
いつもと違う異様な雰囲気に緊張してしまいましたが、参考になるようなビデオになっていれば幸いです。

ところで最近は風邪がとても流行しており、マスクをしている人をたくさん見かけます。
特に3年生はこれから大切な時期を迎えるため、体調管理には十分気を付けましょう。
...自戒も込めて。

そしゃ

投稿者 管理人
2011年11月29日02:11 [週刊押村ゼミ]


2011/11/19 合同ゼミ

11月19日に納家ゼミとの合同ゼミを行いました!土曜日にも関わらず、押村ゼミから18人、納家ゼミから12人のゼミ生が参加してくれました。テーマは「保護する責任のリビアへの適用は正しかったのか」。押村ゼミと納家ゼミをそれぞれ賛成派と反対派に分け、グループ内ディスカッションとディベートを行いました。
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 「保護する責任」とは、ICISS報告書によって2001年に提唱された新しい概念です。国家には自国民を保護する責任があるとし、国家がそれを果たす能力や意思がない場合には、保護する国際的責任が内政不干渉に優先することが基本原則となっています。また、武力介入の正当化基準として①正当な理由、②正当な意図、③最終手段、④比例的手段、⑤合理的見通し、⑥正当な権限があげられています。リビア内戦は、「保護する責任」が初めて適用されたケースであり、その適用の正当性に関しては賛否が分かれます。


 今回のディベートで主な論点となったのが、「武力介入は最終手段だったのか」「まだ未熟な概念である保護する責任を適用すべきだったのか」の2つです。

 まず、1つ目の論点について、賛成派は最終手段であったと主張しました。それまでに武器禁輸や資産凍結などの措置をとってきたにも関わらず反体制派の部隊への空爆はおさまらなかったこと、また9月17日にはカダフィが無差別殺戮を示唆したことから、あれ以上国際社会が見過ごすわけにはいかなかったという意見です。一方、反対派はトルコ政府などが平和的解決を模索していたことを挙げ、介入がむしろ事態を悪化させたと主張しました。また、内政不干渉の原則をこえて介入するには、もっと時間をかけて経過を見ていくことが必要であったと論じました。

 2つ目の論点について、賛成派は、概念は使われていかないと規範として成熟していかないことを主張しました。今回の適用は初のケースということで画期的であり、今後の適用の土台になると考えます。一方、反対派は、今回の適用によって「保護する責任」が介入主義と結び付けられて捉えられてしまう危険性を挙げ、曖昧で未熟な概念であるからこそ武力介入にはもっと慎重になるべきであったと主張しました。

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 最後に先生方から講評をいただきました。非常に活発な議論で優劣つけがたいものであったということですが、押村先生も納家先生も「保護する責任」の適用には慎重派のようです。押村先生は、反体制派が国際社会を味方につけようと虐殺の既成事実を作って介入を呼び込む可能性などを挙げ、客観性・中立性をどのように保つかが課題となるとおっしゃっていました。ICCの担う役割の意味についても触れ、今回ICCがその役割を果たせていなかったことも論点となるべきであったとの意見もいただきました。納家先生は、「保護する責任」の一般原則を作ることはできないため、1つ1つのケースに当てはめて考えなければならないことを強調しておられました。また、政治的原則にすぎないのだから適用に成功しないと概念そのものがだめになってしまうとして、上手くいくものに使って規範の底上げをするべきであるとおっしゃっていました。現段階でリビアへの適用を評価するのは難しく、今度は経過を観察していく必要性があります。


 今回の合同ゼミには「MVP賞」をもうけました!これは議論の活性化に貢献した人に与えられる賞です。受賞者はダブル沙羅さんでした。おめでとうございます!景品は青学クッキーです^^
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 合同ゼミの後には飲み会も開催しました。ゼミ生同士の交流が深まったのではないかと思います。押村先生が納家ゼミ生に囲まれている様子はなんだか不思議なかんじがしました(笑)
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 押村先生もおっしゃっていましたが、納家ゼミ生は本当に押しが強かったです。飲み会の時に普段のゼミの様子を聞いたら押村ゼミの様子とは全然違くて、普段のゼミで養われてる力なのだと感じました。一方、押村ゼミ生からは、国際社会による介入という事実がリビアの歴史に残ることがリビア人のアイデンティティに与える影響についての意見もでるなど、押村ゼミらしさも出ていたと思います。普段あまり意識することはありませんが、他のゼミと活動することで、自分がどれだけ押村ゼミの考え方になっているかに気付かされますね。

 

 納家ゼミに触発され、押村ゼミの良さもしれて、ゼミ生同士の交流もできて、実りの多い1日だったと思います。とにかく面白かった^^来年も誰か企画してね!


(文責:生須みきさん)

投稿者 管理人
2011年11月27日22:52 [週刊押村ゼミ] [イベント]


2011/11/15 ゼミ内容

こんにちは、針替です。

今日は三年生の堤さん、四年生の金子くんがプレゼン報告をしてくれました!
以下サマリーです。

堤さん『国境・領土とはなにか』

国境・領土とはなにか、 国境の存在はなにをもたらすか。また国境のもつ意味を事例を通しいくつかみていきました。最後に日本の領土問題について学び、議論をしました。 国境とはまず大きく分けて3つのことを意味していました。領土の画定、国家主権をもつ、また独自の文化を育むことです。この3つが意味することは、国境とはつまりは領土を画定することにより人々に国籍を与え、国家を形成したことです。また世界には自然的国境と人為的国境があります。自然的国境とは言葉の通り自然に区分された国境、つまりは河川・海洋・山脈によるものです。また民族・言語の分布により画定された国境もあります。人為的国境とは当事者が利益のために意図的に引いた国境です。 最後に日本領土において、竹島問題をどう考えるかについて議論しました。日本は韓国が竹島を不法占拠をしているとし、国際司法裁判所により平和的解決を提案しています。しかし一方の韓国は竹島をそもそも自国の領土であるとし、日本に植民地時代はじめに侵略された土地であるというIDを抱えています。どうしても解決に向かわないこの竹島問題を考えるとき、まず重要なのが日本国内でどれだけこの領土問題に対しての関心があるのかということです。日本はこのまま実質共有か、領土を取り返すか、領土問題自体を放棄するのか国民が意見をひとつにまとめ国際的に示していかなければいけません。
前期に続けて後期もわりと漠然としたテーマでした。でも今回は国境ということで日本の領土問題を考えることはとても重要だと感じました。正直、知っていなければいけないのに日本の領土問題は複雑なことが多く皆の関心も知識も薄いと思います。今回プレゼンをきっかけにみんなで日本の領土問題に触れ、議論する機会が作れて発表者としてはとてもよかったです。また今回のプレゼンでとても良いと思った文献が先生にもお勧めしていただいた「国境とはなにか、領土・制度・アイデンティティ」というものです。単に国境についてだけでなく、様々な国の歴史や形成について述べられていて興味深いです。またアイデンティティそのものについて述べられている章もあるので今後もゼミにおいて活用できるのではないかと思います。皆さんぜひ、読んでみてください!

金子くん「グローバル社会における『正しい戦争』」

グローバル化が進展した現代、「正しい戦争」と「不正な戦争」は何によって、またどの主体によって峻別されるのか。現在、従来基本とされてきた「国家 対 国家」の形態に代わり、テロやゲリラ戦といったいわゆる「非対称戦争」「低強度戦争」が台頭している。こうした状況のなかで、「正しい戦争」と「不正な戦争」を区別し、より不正な戦争の遂行を食い止めるために、どのような枠組みが必要であろうか。また、その枠組みの下、日本を始め国際社会はどう振舞うべきなのか。本論文では、正戦論の歴史と、現代における戦争規制を巡る枠組みを概観した上で、今後の正戦論の展望を考察する予定である。


そして今回金子君のプレゼンの後は、合同ゼミ(11・19)に向けての勉強会をしました。合同ゼミは納家ゼミと「リビアにおける保護する責任の適応」に賛成か反対か、を議論します。どちらのゼミも半分に分かれて二項対立形式で議論します!押村ゼミ対納家ゼミという形式ではないですが、押村ゼミはしっかり発言していけるように頑張りましょう!

投稿者 管理人
2011年11月20日12:09 [週刊押村ゼミ]


2011/11/08 ゼミ内容

こんにちは!針替です。今週は私が4限でプレゼン報告、四年生二人が5限で卒論報告をしてくれました!

4限では「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争」を題材に報告しました。
ボスニアヘルツェゴビナはかつて旧ユーゴスラビアに位置していて、現在旧ユーゴ解体後も存在している国です。今ボスニアの中はボスニア連邦とセルビア人共和国として分権され、中央政府が緩く統治しています。ボスニア以外でも紛争が起こりましたが、そうした旧ユーゴで起きた一連の戦争は、強制収容・大量虐殺・強姦を含む民族浄化が行われたということで、二次大戦後ヨーロッパ最悪の戦争と言われています。

プレゼンではまずユーゴスラビアのことに触れ、7つの国境・6つの共和国・5つの民族・4つの言語・3つの宗教・2つの文字で分けられることを説明したあと、ボスニア紛争のことについて説明していきました。ボスニアの民族構成は、ムスリム人、セルビア人、クロアチア人となっていて、どの民族も過半数を超えない程度に分布され、宗教も3種にわかれています。ボスニア紛争が始まる経緯と原因として、チトーという旧ユーゴのカリスマ的指導者が亡くなった後からどのように旧ユーゴが変わっていったのか、というところから説明しました。ユーゴ内のクロアチア・スロヴェニアが独立してから、ボスニア内のムスリム人とクロアチア人もボスニアの独立を目指したのですが、ボスニア内のセルビア人はそれに反対し、独立するのであればセルビア人区域は分離する、と要求し、そこで紛争が起こります。民族浄化を含む紛争に発展し、国際社会も対応が求められる状況になりました。

国際社会というと、まず当時のECが交渉に尽力し、国連、アメリカ・NATOが介入していきます。そこには解決に導いたと言えることもあれば、反対に介入の仕方や対応に問題があったことも事実です。最後に紛争に拍車をかけた問題点として、①民族主義の扇動をユーゴ内で活発に起きたこと(egセルビアのミロシェビッチやクロアチアのトゥジマン)、②メディアが民族主義を容易に煽る道具になったこと、それに付随し、国外メディアの過度なバイアス(悪=セルビア)が当時のセルビア政権への支持に繋がったこと、最後に旧ユーゴ内で武器への容易なアクセス・流入によって市民レベルでの戦闘に繋がったこと、があげられると思います。

結論として、この問題は複雑に様々な原因が入り混じっておきている問題であり、また今回全ては網羅できなかったものの民族間での歴史的な憎悪などもベースとして存在していました。しかし、モザイクのようにあらゆる民族がいて宗教も言語も違うから戦争が起こったというのは単純すぎる議論であり、一つ一つそういった違いや歴史を思い起こさせて、民族間のエリートがそれらを憎悪という形に落とし込んで組織化したところに問題があると思います。
正直25分のプレゼンでは網羅できないような壮大な問題で、また民族がたくさんいるために一回プレゼンを聴いただけでは頭がごちゃごちゃになり理解するのに難しかったと思います。なので私のプレゼンは少々難アリだったと思います・・ごめんなさい。しかし、今回じっくりとこの問題の複雑性をじっくり検証することができて、本当に学ぶことが多くあり、このトピックを選んで良かったです。
多民族国家、ポスト冷戦後の紛争、民族浄化、などのキーワードが気になる方はぜひユーゴ紛争を勉強してみてください!

先生がプレゼンを前にオススメしてくださったこの本、本当にオススメです。まず比較政治的な観点から分析し、ユーゴ内のそれぞれの共和国に焦点を当てて説明しているので、とてもわかりやすいです。

久保慶一 『引き裂かれた国家―旧ユーゴ地域の民主化と民族問題』 有信堂高文社 2003年


では四年生に移ります。
今回はまず関さんが「東ドイツ人の葛藤」を題に報告してくれました!
基本的クエスチョンは
・冷戦という当時の国際体系を表すドイツの分割、そして東西陣営のイデオロギーはドイツの人々の生活にどのような変化をもたらしたのか
・ベルリンの壁の位置、崩壊を通し東ドイツの人の認識がどう変化していったか
・統一後、西ドイツに吸収された東ドイツの人々のアイデンティティーはどうなったのか

導きたい結論として
「戦後ドイツは大国がドイツのアイデンティティーに与えた影響は計り知れないと考える。ドイツが資本主義と高さん主義に分けられた約40年という歳月、ドイツ地震が内的に持つこの問題は現在のドイツを見る際に虫できない事実である。1年という短い歳月で統一をさせてしまったことは間違いであったと私は思う。」


次は和田くんで、題は「現代宗教生活においてメディアの果たす役割」です。

基本的クエスチョンは
・歴史的にメディアと宗教の結びつきは強い。そして12月にはクリスマスを祝い、1月には初詣に行く矛盾や、宗教への嫌悪感や懐疑心を抱く日本人の宗教感覚の構成にはメディアが深く関わっているのは事実か否か。
・一方でアニミズムを扱った宮崎アニメが人気を獲得するように無意識に宗教的なものに大切さを感じているのは事実か否か。
・仮に日本人の宗教アイデンティティーが上記のものであるとしたら今後日本人にとって宗教はどのような意味を持ってくるのか。

研究を行う客観的意味は、ニュース報道はもちろん今日の日本で大きな影響力を持つ映画、マンガ、アニメなどのメディアと宗教の関係、またその影響を研究することによって現代日本の宗教アイデンティティーに迫る。無論、マンガやアニメといったものがメディアとして適切かという異論はあるが、それらが現代の日本人に与える影響は絶大なものであり、今後も強い影響力を持ち続けると考えられる。
その点からしてもそれらのメディアと宗教との関係を研究することによりよりリアルな形で現代あるいは将来の日本の宗教アイデンティティーを解明できると考えられる。
また海外から見れば特殊であると考えられる日本人の宗教アイデンティティーを研究することによって今日の国際社会での宗教対立を解決する手掛かりになりうるのではないか。

和田君のコメント
プレゼンでは主にメディアが作り出すイメージの危険性について考察しました。
第一項ではメディアの作り出すイメージについてNHKと日本テレビの放送事例を基にプレゼンテーションしました。また、実例を出す為にiPadを使って実際のメディア(みんな大好きAKB48の成人式の映像)をゼミ生に見てもらいました。そしてそれらの放送が喚起するものは「冠婚葬祭」の行事としての神社や寺院であり、クリスマスを祝い、お墓参りに行く日本人の矛盾しているような宗教感覚に大きく影響しているのではないかと考えました。
第二項では主に日本テレビの宗教儀式についての放送を取り上げました。日本人に対して奇異に映る宗教儀式を多く放送している反面、代表的な祭典についてはあまり放送されておらず、これらの放送が喚起するイメージは「他文化の後進性」ではないかと考えました。ここでもiPadを使用してインドの子供を高所から落とす儀式についての放送を見てもらいました。そしてこれらの放送は宗教に対して懐疑心を抱く日本人の宗教感覚に影響しているのではないかと考えました。
プレゼンテーションの内容はそんな感じですが、プレゼンテーションを終えてやっぱり宗教の問題は難しい!でも興味深いと改めて実感しました。そして私自身もまだまだ知識が足りないと感じました。
卒論全体としてはメディアの危険性だけでなく、良い意味でも日本人の宗教感覚に影響している事にも触れたいと考えています。
これからも卒論完成に向けて頑張って研究したいと思います。ブログ係の方々ご苦労様です!

以上です!

投稿者 管理人
2011年11月13日09:12 [週刊押村ゼミ]


2011/11/01 ゼミ内容

こんにちは。
ブログ係の音石です。

先週はドタバタと忙しく、ブログを書けなかったので反省してます...
そんな私に救いの手を差し伸べてくれたのが、我らが頼れる幹事こと漢・川上というわけです。笑

という訳で、11月1日の授業内容です。
プレゼンターはこの私、音石達矢でした。

テーマは「戦前日本外交のアイデンティティ(歴史)」でした。
「外国との交わりは、日本のアイデンティティにどのような変化をもたらしたか?」
「アイデンティティの変化はどのような事態を引き起こしたか?」
という2つの基本クエスチョンを掲げ、戦前の歴史を辿りながら、日本は諸外国とどのような外交を行い、そのアイデンティティを変容させていったのかを分析しました。
そこで私は、日本の外交ルールをペリー来航に求め、開国、不平等条約改正、排日移民法、そして太平洋戦争という主な事象を取り上げました。

鎖国していた江戸末期の日本に、アメリカから通商を求めてペリーが来航しました。
軍事力をバックに、半ば強制的に開国させられ、さらには治外法権や関税自主権の撤廃という屈辱を味わった日本。
しかしこの時の屈辱をバネに、そして欧米との差に恥を抱き、結果日本は近代化を成し遂げていきました。
その後何度かの交渉を経て、日清・日露戦争にも勝利して欧米にその力をアピールして、不平等条約を改正しました。
この交渉に大きく貢献した陸奥宗光は、優れた弁論術で国内の反対意見を押し切り、治外法権を撤廃しました。
その後日本は満蒙権益を拡大させ、さらに国際連盟の常任理事国としてWWⅠの戦後処理をリードするなど、日本の華とも言える時代を進みます。
しかし、そんな日本が覇権国・アメリカと決裂し、日米戦争へのきっかけとなった事件がありました。
それが排日移民法です。
これはアメリカにおけるアジア出身者について、全面的に移民を禁止する条項が設けられたものですが、当時アジアからの移民の大半を占めていたのは日本人だったので、結果、排除されるのは日本人であったという仕組みです。
この法律の何が問題であったかと言うと、排日移民法のルーツが「人権侵害」にあった点です。
日露戦争で有色人として初めて白人を破り、さらには満蒙圏域を拡大させていた日本人がアメリカ国内に増加していたことは、アメリカ人にとって脅威であったのです。
この法律の制定を日本国内では「民族的アイデンティティの否定」「堪え難い屈辱」として、今度は逆にアジアから西洋人を追い出し、大東亜共栄圏を構築しようという、大東亜戦争への引き金となりました。
結果、時代は満州事変、日中戦争、そしてパール・ハーバーに始まるWWⅡへと進んでいくというロジックです。

今回のプレゼンは歴史を追うことにあったので、どうしても自分の見解や主張を述べることは難しくなりました。
しかし最後までやってみて思ったのは、「日本の歴史にアメリカ在り」ということです。
アメリカによる「強制的開国」に始まり、アメリカによる「強制的終戦(原爆投下)」で終わった日本の近代。
その後時代は冷戦、ポスト冷戦、そして現代へと進んでいくわけですが、日本は日米同盟で未だに我が国の安全保障をアメリカに委ねています。
そのため、「首輪で繋がれた状態」と例えられ、日本外交は常にアメリカの顔色を伺ってばかりです。
しかしながら、日米同盟を破棄し、軍備を強化する、つまり軍隊を組織するということは、我々国民が再び徴兵されるということにも繋がりかねません。
それだけでなく、アジアに於けるパワー・バランスはアメリカのプレゼンスによって保たれているという一面もあるため、短絡的に「日米同盟破棄」とはいきません。

日本外交の未来はどうなるのか。
そこで私は、日本の「平和構築活動」を期待します。
史上唯一原爆を体験した被害者としての日本、しかしアジアで侵略を行った加害者としての日本。
「酸いも甘いも知る」日本だからこそ、平和に寄与できるという可能性もあるのではないでしょうか。
もちろんそれを担うのは、我々若者です。
国を背負うという立場まではいかないにしろ、一人ひとりが日本人として平和のためにできること、考えていかねかればいけないという結論を以て、ブログを閉じます。

以上です。

そしゃ(川上くんの指摘の通りです。笑)

投稿者 管理人
2011年11月 6日21:29 [週刊押村ゼミ]


2011/10/25 ゼミ内容

こんにちは。

ブログ係音石くんの代役で更新してます、三年の川上です。

今回から4限に三年、5限に四年のプレゼンをそれぞれ一人ずつ行うことになりました。
4、5限ともにプレゼンが一人になりディスカッションに充てる時間が増えたので、みんなで積極的に発言して議論を深めてゼミの時間をより有意義なものにしたいですね。

それでは、以下が二人のサマリーです。

三年 松井ゆりなさん
『華僑・華人のアイデンティティー』

故郷を離れ、海外へ移住した華僑・華人は、居住国で経済的富を築きあげ、その経済的成功から、東洋のユダヤ人とも例えられます。 なぜ彼らは異郷の地で成功できたのか、そして今日に至るまでどのようなアイデンティティーのゆらぎがあったのかを歴史的背景に基づき明かしていき、彼らの今後の動きについて考察しました。

まず、Ⅰでは華僑・華人の定義や世界人口分布、そして海外移住の大きな三つの流れを取り上げました。資料を見てみると、華僑・華人の8割は東南アジアに集中しています。また、中国人を海外へ排出することになった理由として、世界における労働力需要が拡大したことによるプル要因と、中国国内での政治・社会的混乱、人口過剰による経済的窮乏化のプッシュ要因が挙げられます。つまり彼らは貧しさから、生活の活路を求め、出稼ぎのために海外へ移住していきました。
Ⅱでは、彼らは居住国におけるアイデンティティー変容の過程を歴史的流れに沿って紹介しました。初期の華僑とは、比較的居住国の住民と平和的に共生していたのですが、東南アジア地域が植民地主義体制に組み込まれていくと変化が見られます。そして植民地国独立の際、現地住民のナショナリズムが高揚する中で、異民族である彼らは敵意の対象とみなされ、厳しい同化政策のもと、彼らは居住国への定着、現地化を選ぶことになるのです。
次にⅢでは、華僑・華人の経済力についてみていきました。彼らの経済的成功の理由として、同郷、地縁、業縁という強い結びつきによって居住国でコミュニティーを作りつつ、互いに助けあったこと、また、教育熱が高く勤勉、節倹であるなど、中国人特有の価値観が影響していることが挙げられました。これらの理由から経済的に成功した華僑・華人ですが、その経済的階層性が現地住民の反感を買い、反華人暴動が起きる例として、インドネシアを少し取り上げました。インドネシアでは少数民族である華僑・華人が有力な資本を握っているため、国内が不安定になると怒りの矛先が彼らへ向けられ、華人排斥暴動が起こってしまうのです。
Ⅳでは今後の彼らの動きについて二通り考えました。一つは、世代交代によって現地生まれで中国への郷愁が薄い華人が増えることで居住国へアイデンティティーをより抱くようになり、中国離れが進むという見方です。今では、華僑ではなく華人が9割を占め、若い世代では中国語を話せないという事実もあります。もう一つは逆の動きで、中国への回帰です。居住国と中国の関係が改善されたことで、交流が増え、また華人が中国へ投資を始めていることが理由に挙げられます。
そして結論では冒頭に述べた答えをまとめました。

今回、ディスカッションでは華人の今後の動きについての話はあまり出なかったのですが、やはり華僑・華人は自分の生活の基盤があり、商売がしやすく利益を享受できる居住国への定住により、アイデンティティーは居住国へ向かうのではないかと個人的に考えました。意見で出た、中国本土の人々から見ても、華僑・華人は自分たちと少し異なる言語を使うため、同じweという意識を持てないことも理由の一つなのではないかと思います。また、前回のゼミの時間に勉強した、宗教の話とも関連していて興味深かったです(中国人は宗教に対して抵抗がないため、行く先々の宗教に同化できるなど)。結束力、勤勉、商売上手、中華街など見てわかるように、中国人の民族性は研究していくと面白いと思いました。

4年 片山美貴子さん
卒論テーマ
『現代中国人の日本観〜学校教育がもたらす国際認識』

この論文では、
・現代中国人が日本に持つマイナスのイメージは、中国の学校教育によってどのように形作られ、増幅しているのか。
・中国人の日本観を日本側の政策によって正すことは可能か。
という2つの基本的クエスチョンに基づいて、学校教育によりもたらされた軍国主義としての日本のイメージ、中国メディアの発達による最新文化の発信地としての日本のイメージなど、中国人の複雑な日本観を考察していく。
また、その考察からより友好的な日中関係構築の可能性を探っていく。
今回の中間発表では、中国教育の特徴と、それが中国人の日本観に与え得る影響についての考察を、部分的に発表した。
まずは、徹底された学歴社会のため、中国の学生が勉強漬けの毎日を送っているという現状。そこから、学校教育の内容や形式が中国人学生に与える影響の大きさを主張したい。
次に、中国の教育カリキュラムでは歴史教育が重視されており、その中でも現代史を重点的に学んでいる。そのことにより、自然と中国にとって屈辱的な日中戦争を取り扱うことが多くなる。
更に中国の授業や試験では、生徒の歴史認識を重視する傾向にあり、歴史を単なる知識ではなく、生徒の考え方や価値観として習得することが求められている。
これらのことから、中国の学校教育は、それを意図しているわけではなくても、結果的に戦時中の軍国主義としての日本のイメージを、若者の認識に植え付ける効果があると考えられる。
論文では、江沢民時代から続く愛国主義教育もふまえて、より詳しく上のことを裏付けていきたい。

以上です。

二人ともプレゼンお疲れ様でした。
冒頭でも書きましたが来週からは三、四年が一人ずつプレゼンをするのでお楽しみに。

ちなみに蛇足ですが、いつもブログの最後に音石くんが書いている「そしゃ」という言葉は彼曰く岐阜弁で「さよなら」を意味する方言だそうです。

投稿者 管理人
2011年10月30日16:55 [週刊押村ゼミ]


2011/10/18 ゼミ内容

こんにちは!針替です。

今週は新谷さんと川上くんがプレゼン報告をしてくれました!

以下がお二人のサマリーです!

新谷萌さん 『日本人の宗教観』

今日、世界にはキリスト教、イスラム教、仏教をはじめとする多くの宗教が存在します。世界の80%以上の人が何らかの信仰を持っているとされる中、日本人には「あなたの宗教は何ですか」、「どのような信仰をもっていますか」と問われたとき、答えに困ってしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、お正月の初詣や、お盆、クリスマスなど、日々の生活の中で私たちが宗教的な行動をとる機会は決して少なくないはずです。このような矛盾は何故生じるのか、日本人にとっての宗教とは何なのか改めて考えてみたいと思いました。
 プレゼンの冒頭で、世界価値観調査などいくつかのデータを用いて日本人の宗教観についてみてゆきました。そこから、日本人は外国と比べ宗教意識が低いこと、信仰の自覚がないのに宗教行動(お参りなど)をとっていること、無自覚に複数の宗教団体の信者となっていること(神道+仏教など)が分かりました。
 それを踏まえて、次に、日本における宗教の歴史について述べました。ここでは、日本古来の民族宗教である神道の特徴や、仏教やキリスト教といった外来宗教が日本で受け入れられていた経緯について触れました。神道の特徴とは、多神教・現世利益・共同体の宗教の3つです。元々柔軟性の強かった仏教は、この神道の特徴を損なうことなく、むしろ神道に融合する形で日本で広まり、発展してきました。一方、キリスト教には一神教・個人主義的といった、日本の神道と合わない点がありました。その違いが、同じ外来宗教でも信者数に大きな差がある理由のひとつなのではないかと感じました。
 最後に、現在の日本の宗教的特徴について述べました。日本の宗教的特徴とは、国家神道・オウム真理教事件などを背景とした宗教へのマイナスイメージ、民族宗教と世界宗教の併存、多様な信仰の3つです。日本の複合的な宗教活動は、外国からは無節操に見えるかもしれませんが、一神教的支配の歴史のない日本にとってはある意味自然なことなのではないでしょうか。古来より、共同体の中で、現世利益を求めて氏神や祖先など様々な神を信仰し、外来宗教も自分たちに合った形に作り変えながら取りこんできた、という歴史を持つ日本人が自らを「無宗教」と見なすことは、宗教の必要性や神の存在を否定することではありません。
 普段あまり意識してこなかった「宗教」というテーマを担当したことで、日本や自分自身の宗教観について考えるきっかけになりました。日本人にとって、自分自身を「無宗教」とみなすことは普通のことでも、外国では持っていて当たり前のものです。無理矢理宗教を持つ必要は全くないと思いますが、自分とは遠いものだと決めつけるのではなく、自分にとって宗教とは何なのかを考えることも大切なのではないかと感じました。ディスカッションでは、意外と(?)外国の宗教観についての話題が出ていたなという印象でした。


川上泰くん 『日独のアイデンティティ比較』

 今回は日独のアイデンティティ比較というテーマについて、第二次世界大戦で両国が経験した敗戦という歴史的事実と戦後の歴史教育に焦点を当て、日本とドイツのアイデンティティに迫りました。具体的には、両国はどのようにして敗戦という事実や決して誇ることのできない加害者としての歴史に向き合い、いかにして負の歴史を乗り越え国際社会に復帰するに至ったのかについて概観し、類似した過去を持つ両国の共通点と相違点を浮き彫りにした上で日独のアイデンティティを明らかにすることを目的としました。また、教育はアイデンティティを構成する上で非常に重要な要素であるという点に着目し、両国の歴史教育が生み出す過去への歴史認識について東西冷戦状態にあった当時の国際関係をもとに分析しました。
 まず、第一章では20世紀における日本とドイツの歴史を語る上で欠かすことのできない敗戦という歴史、そして加害者としての歴史について概観しました。日本は1945年にポツダム宣言を受諾し敗戦国となった結果、GHQによる占領政策を受けることになりましたが、この時期に戦後日本の特徴である日本国憲法や象徴天皇制、平和思考などといったIDの萌芽が芽生えています。ドイツも日本と同様に1945年にベルリンが陥落し連合国による無条件降伏を受諾した結果、敗戦国となり、戦後は連合国による分割統治を経て東西のドイツに分裂することになりました。このように敗戦国としての過去を説明した上で、両国が戦時中に行った非人道的行為についても概観することで、日独は敗戦国として再出発する段階で、敗戦という歴史と加害者としての歴史という二つの誇ることのできない過去を抱えていたことを明らかにしました。
 次の第二章では、日独の戦後の歴史教育について迫りました。ドイツは戦後の早い段階から加害者としての過去を受け入れることで、周辺国との関係を改善しようと試みています。そのためドイツは歴史教育の重要性を認識し、国際歴史教科書対話のような試みを積極的に行っています。そのなかでもドイツの歴史家ゲオルク・エッカートによる国際歴史教科書対話の試みは戦後初期のドイツの歴史教育、歴史認識に大きな影響を与えました。ブラントによる東方外交はどのドイツの歴史観を象徴する出来事であると言えるでしょう。
 一方、日本は歴史認識に関する問題が繰り返されてきました。また、歴史教育においても戦後の早い段階から国家主体で国際歴史教科書対話などの取り組みが行われることはなく、現在でも戦時中に日本が行った行為について関係国と論争が続いているのが現状です。戦後の早い段階から過去の克服への取り組みが行われたドイツとは異なり、日本は戦争責任を免れない状況のなかで、自分達の歴史認識について批判的に考える必要性を理解できないうちに東西冷戦体制のなかに組み込まれてしまいました。戦後の対日政策に中心的な役割を果たしたアメリカは、当初日本の民主化と非軍事化を重視していましたが、冷戦の激化に伴い日本を信頼できる同盟国として、またアジアにおける非社会民主主義的な発展モデルとする必要性から政策の重心を日本の経済復興と安定化にシフトしています。これらの歴史的事実から、日本の戦後の歴史認識は当時の国際環境に影響を受けざるを得なかったことを明らかにしています。
 第三章では、両国のIDの共通点と相違点をまとめました。共通点としては、敗戦を経験したという歴史的事実や決して誇ることのできないという国民意識、また戦後の驚異的な経済復興などが挙げられます。一方、過去の歴史への認識やそれに基づく歴史教育、また被害国への関係において相違点があることを説明した上で、現在の日本とドイツのアイデンティティは戦争という歴史と大きく関わっていることを世界価値観調査やイアン・ブルマの著書から明らかにしました。
 日本とドイツの戦後アイデンティティは戦争の敗戦や過去の加害者としての責任といった歴史的事実に影響を受けており、この負の過去の歴史を乗り越えるという意識が戦後の日本の東洋の経済やドイツの奇跡の経済のような驚異的な経済復興の原動力の一つとなりました。つまり、日独の現在のアイデンティティは戦争の記憶とは不可分であり、両国の決して誇ることのできない過去の歴史が現在の歴史認識や国民意識に影響を及ぼしているのです。

お二人ともお疲れ様でした!来週はいよいよ四年生の卒論報告が始まります!

投稿者 管理人
2011年10月27日12:43 [週刊押村ゼミ]


2011/10/11 ゼミ内容


こんにちは!ブログ係の音石です。
今週はプレゼン2週目ということで、西田君と小宮さんにプレゼンを行なってもらいました。
以下、二人が書いてくれたサマリーです(∩´∀`)∩

西田圭吾くん『外国人の日本人論』

「自分のことは自分にしか分からない」という言葉を使ったり、日常的にそう感じたりした経験があると思います。しかし逆に、人が自分に対して何気なく言った言葉にハッとさせられたりした経験もあるのではないでしょうか。このように、「外国人の日本人論」は見当違いである可能性もありますが、日本に対する新しい視点を得るきっかけとなり、自らのアイデンティティを再確認する手助けとなることもあります。この二つの可能性を念頭に置きながら発表を進めました。
前半では「外国人の日本人論」の名著を二冊選び、実際に内容を検討していきました。
一冊目はルース・ベネディクトの『菊と刀』です。この本では西洋人にとって矛盾の塊に見える日本人の行動が紐解かれています。分相応という概念やそれを生み出すきっかけとなった階層制度、また「恥の文化」について本の内容に沿って説明しました。60年以上前に描かれた日本人像はみなさんにとってどのように感じられたでしょうか。
二冊目はヴォーゲルの『ジャパンアズナンバーワン』です。この本は高度経済成長を成し遂げた日本のどこがすごいのか、また見習えるところがあるのではないか、という視点のもと書かれた本です。ヴォーゲルが賞賛した日本的経営などを簡単に説明した後、それらの制度も現在では否定的に見られていることを言及し、日本人論は変わっても日本人自身は変わらないのではないかという疑問を投げかけました。
後半では、日本観が「黄金のジパング」から「キリシタン型日本観」を経て、その次は「未知の国」と「芸術の国」という二つのイメージになり、戦後の経済復興に伴う好意的なイメージから批判へ、という流れを組んできたことを説明しました。また、日本人に対するイメージが論じる側と論じられる側の政治、経済的な事情と大きく関わっていることを説明し、「日本人論」の背景にあるもの読み解くことの必要性について話しました。このような視点を持ちつつ、持続してきた日本人の特性とは結局なんなのかと思いを巡らせることが、日本のアイデンティティを考えていく上でヒントになるでしょう。

以前から興味のあるテーマだったこともあり、発表の準備はとても充実したものになりました。当然のことかもしれませんが、ひとつのテーマに集中して研究を進めると相当な知識がつくことを改めて実感しました。このような機会を出来るだけ多く持ちたいと思いました(なかなか難しいですが)。
もし僕のテーマに興味を持ってくれた人がいたら、『外国人による日本論の名著』と言う本が中公新書から出ているので手にとってみてください。その中でたくさんの日本人論の名著が紹介されています。様々な切り口から日本人論が発表されていますので、自分の好きなテーマの本から日本人に対する理解を深めていくといいでしょう。最後になりましたがゼミのみんな、オープンゼミに来てくださった二年生の方々、ありがとうございました。発表は終わりましたが、積極的にディスカッション等に取り組んでいけるよう日々精進していきますので今後ともよろしくお願いします。

小宮明子さん『英語の世界的普及とその影響』

『英語の世界的普及とその影響』というテーマでプレゼンテーションをしました。
世界には現在多く見積もって約20億人の英語話者がおり、そのうち約13億人が非母語話者であるといわれています。英語は国際社会におけるさまざまな分野で国際語としての役割を果たしています。また、インターネットをはじめとする情報コミュニケーションにおいて、英語は支配的存在です。
英語普及によるポジティブな可能性として、世界諸英語(World Englishes)の考えに触れました。英語はもはや母語話者のみならず、私たち日本人のような非母語話者が、多国間・多文化間コミュニケーションを可能にするツールだという考え方です。また、英語が国内コミュニケーションを円滑にする例として、シンガポールを挙げました。その普及とともに英語は多様化・脱英米化するといわれています。その土地の歴史、社会、文化などの影響により、独自の発展を遂げている英語が世界各地でみられます。そして英語を話すからといって英米的価値にとらわれる必要はなく、私たちは自分の文化やアイデンティティを表現し、他文化を理解する手段として英語を使うことができるというのが、世界諸英語の考えです。
英語の普及により懸念される事柄も2点紹介しました。一つは英語の地位の上昇と権力化です。英語が世界共通語になることで、非英語圏の人々は不利な立場に立たされていしまいます。不平等なコミュニケーションは、英語ができてあたりまえという差別意識を生み出しかねません。英語を話せなければ相手にされないという状況が、近年ますます多く見受けられます。そして、英語の優位性は英語に権力を与えます。英語ができることが社会的・経済的に有利となり、社会に序列を生んでいるといいます。非母語話者は生まれながらにして不利な立場に立たされており、英語支配は不平等な競争をもたらしているのかもしれません。
もうひとつは、英語による文化支配です。英語普及は少数言語の衰退と消滅に拍車をかけています。現在世界6000語のうち将来にわたって安泰なのはわずか5~10%といわれています。英語の影響で衰退した言語の例としてハワイ語を挙げました。もちろん少数言語のみならず、様々な言語の英語化が日々進行しています。ここで、日本語のカタカナ語・外来語への過度な傾倒を指摘しました。そして言語は文化の中核なので、英語の普及とともに私たちの価値観や精神までもがアメリカ化し、文化の固有性が衰退するのではないかという懸念がされています。社会において英語を話せることがステータスとなり、富や成功を求め人々は英語に憧れ、一方で自文化を否定、軽視してしまう場合があります。中国を例に あげました。これは様々な人のアイデンティティを揺るがす大きな問題といっても良いのではないでしょうか。こんな潮流のなか、フランスは英語支配に危機感を示し、言語防衛に取り組んできました。
英語はグローバル社会における国際言語として、非言語話者を含む多くの人々の多文化間コミュニケーションを可能にする重要な役割をはたしていえるといえるでしょう。今後わたしたちが国境を越えて様々な分野で交流する上で共通語は不可欠となるでしょうし、英語がそれに一番近い位置にあることはもはや否定できません。しかし、国際言語としての英語を考えるには、同時に英語普及による負の側面である英語の権力化や文化支配といった問題の危険性にも必ず目をむけていかなければならないでしょう。

ディスカッションでは英語輸入による実生活でのメリット、少数言語を保持する意義、日本語におけるカタカナ語のイメージとその効果、文化と言語の関係などについて様々の議論をすることができ、大変有意義なものとなりました。

以上です。
先週に引き続き今週も公開ゼミということで、2年生が見学に来てくれました。
未来の押村ゼミの担い手(?)に向けて、有意義な授業ができたのではないかと思います。

そしゃ

投稿者 管理人
2011年10月21日22:53 [週刊押村ゼミ]


2011/10/4 ゼミ内容

こんにちは!!今週は後期初めてのプレゼンで、長谷川くんと杉山さんがプレゼンしてくれました!
以下お二人のプレゼンサマリーです^^

長谷川稜くん 『平和構築とアイデンティティー教育の役割』

冷戦が終わり、21世紀に突入してから10年が経った2011年現在でも紛争が絶えません。それでも世界は古代の自然状態から知恵を積み重ね、試行錯誤を繰り返しながら平和へと一歩ずつ歩みを進めてきました。1992年、当時のブトロス・ガリ国連事務総長は国連の今後の役割を論じたリポート「平和への課題」を発表し、平和構築を国連の主要課題として明確に位置づけました。プレゼンテーションではこの平和を構築するプロセスと、平和構築におけるID教育の役割について発表しました。

プレゼンは主に2つの項目に分けました。平和構築そのものに関するものと、平和構築におけるID教育という2パートです。それぞれのパートの下地にはアフガンとコソボを据えました。
第一部の平和構築ではまず平和の定義を確認しました。「戦争の対極が平和なのではないという」前置きの上で、平和を積極的平和と消極的平和に区分し、本論においては積極的平和が目指す平和であることも確認しました。そういった平和は世界平和宣言やミレニアム開発目標にも見て取れます。
平和構築の要因を取り出し、平和と開発は不可分である理由を説明しました。
続いて、平和構築の主体として国連、国家、NGO、援助機関を列挙した上で、適切な平和構築には外部と内部の協力が不可欠であることも強調しました。
日本や国連が次世代に平和構築を進めていく上で、「平和執行」との違いを理解することが必要ということで、2つの概念の違いも確認しました。
最後に平和構築の具体的プロセス、レジティマシーの果たす役割を論じました。
第二部のID敎育では、教育が包括する広範な射程のなかでも特に基礎教育が重要な理由を開発との関係を絡めて詳述しました。
その際に、「万人のための教育世界会議」や「世界子ども白書」を参照しました。
平和構築において目指すIDとは所与のものではなく、選択可能なものです。「文明の衝突論」が孕む危険に留意した上で、民族共生のためにはアイデンティティが積極的に選択可能なものであるということを認識することが重要なのです。
続いて、民族、宗教の壁を越えて共存できる社会の実現に向けて市民教育が果たす役割について言及しました。特に、人権教育、人間の安全保障、基本的人権の共有を民族隔たりなくすることは不可欠です。折に触れて、人的資本と社会関係資本の概念についても言及しました。
教育を進める上で、考えうるアプローチとして2つ提示しました。多様性の包含か共同体意識の促進です。
平和構築は気が遠くなるような作業かもしれません、でも細かい一つ一つの行いが連鎖を続けて大きな円環を生んで平和は築かれていくのだと思います。アイデンティティは戦争を引き起こす危険性を孕むと同時に、戦争から人々を救い出し、平和を構築するための光にもなりえるのだと思います。


杉山晶子さん 『日本外交のアイデンティティ~ソフトパワーとクールジャパン~』

【内容】「クールジャパン」という言葉を聞いたことがありますか?アニメやマンガをはじめとする日本文化が海外で「クールジャパン(かっこいい日本)」と呼ばれ親しまれているのです。これを受けて日本政府も自国の文化を海外に知ってもらおうと「クールジャパン戦略(=文化外交)」に力を入れ始めています。今回のプレゼンは、この「クールジャパン」にフォーカスしました!①【クールジャパンの背景】戦後、非軍事的手段による外交、とくに"経済外交"(ODA援助やTICADの共催)を行ってきた日本。しかし90年代以降の不景気によって強みであった"経済"にも陰りが見えてきます。そんなときジョセフ・ナイが提唱した「ソフトパワー(魅力によって望む結果を得る力)」と海外における「クールジャパン」現象。ソフトパワーの源泉である「文化」をもっと高め、経済成長や国のイメージ向上につなげよう、ということで「クールジャパン」戦略が生まれます。つまり、"経済"の次は"文化"を強みにしよう、ということです。②【主な取り組み】ポップカルチャー(マンガ、アニメ、ファッション)は外務省、日本食は農水省というように、複数省庁が連携してクールジャパン戦略が進められています。今回プレゼンでとりあげたのはこの二つですが、実際は観光庁による観光客誘致PR活動や、歌舞伎や和太鼓など伝統文化の発信も外務省、文化庁、国際交流基金などによって行なわれています。また、3.11東日本大震災後の風評被害や観光客減少を受けて、イメージ回復・復興のためにも、より一層力が入れられています。③【批判と課題】最後に、クールジャパンに対する批判(「国家は魅力ではなく利害によって行動する」「文化を外交のツールにしている」等)をあげました。また、各国の在外文化交流機関の数・予算の比較や、対日イメージ調査(韓国と中国)のデータから今後の課題をあげました。韓国では、日本に対してPositiveな印象を抱いている人の割合が前回調査よりも大幅に上昇し(37→64%)、Negativeは減少(52→29%)していました。しかし、中国はNegativeと答えた人の割合が前回調査より数値は下がっているものの(55→47%)、他国に比べて断トツで高くなっていること、を示し、中国に対するクールジャパン発信のあり方を考えることが大切であると説明しました。

【ディスカッション】「文化が国民感情の溝をどこまで埋められるか」、という話がありました。韓国において対日イメージが改善した背景として、日本における韓流ブーム、そして韓国でも日本文化が「日流」として親しまれたことがあげられます。このことから、時間はかかるかもしれませんが、文化交流によって国民感情の溝を埋めることは可能だと思います。最近の韓国関連報道は韓流スター来日などの明るいニュースが目立ちますが、中国関連は列車・地下鉄の事故やキャラクターのパロディなど良くはないニュースが多い気がします。こうしたニュースは国民感情形成にも大きく影響しており、メディアの役割は大きいと感じます。また、「日本で韓流ブームが起こり→韓国で日流ブームが起こった」ように、日本が一方的に発信するのではなく、受容することこそ大切であるという意見もありました。「双方向性」は重要だと感じました。

【感想】前期じゃんけんで負けてしまったので、後期のテーマ選びは優先権をいただき、以前から関心のあったこのテーマをやらせていただきました(ありがとうございました!!)。しかし全体的に資料が少なく、今回は各省庁のHPを活用しました。興味がある方は『外交フォーラムNo.252』(都市出版株式会社、2009.7)や『外交Vol.3』(時事通信社、2010)から読み始めると良いと思います!押村ゼミには先生を含め海外経験のあるメンバーがたくさんいるので、海外で日本人がどう見られていたか(ポケモン、捕鯨...)、を聞くことができて楽しかったです。しかしその一方で、皆さんの経験談を聞いて、正しい日本人像を伝えることの難しさも感じました。また、今回はオープンゼミということで、見に来て下さった2年生、ありがとうございました!押村ゼミの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

そうなんです!!今週はたくさんの二年生がゼミ見学に来てくれました!!来週も公開ゼミなので、押村ゼミが気になっている二年生は遊びに来てくださいね~!

投稿者 管理人
2011年10月13日11:00 [週刊押村ゼミ]


2011/09/27 ゼミ内容

こんにちは。
ブログ担当の音石です。

今日から2011年度押村ゼミの後期がスタートしました。
顔を合わせるのが合宿以来だったりそれ以上ぶりだったりの人もいて、また新鮮な心境で始まりました。

まずは3年生だけで、合宿に来れなかった人達の卒論報告を行いました。
合宿の時よりも意見交換が活発だったようで、後期の始まりとしては上々だったのではないでしょうか。

特に日本の地方アイデンティティの議題になったときには、やはりそれぞれが抱く思うことがあったのか、とても興味深い意見が多く出たように思いました。
「地方分権」という言葉は聞こえは良いかもしれませんが、その実情には多くの課題があります。
中央集権型から地方分権型に移行するにしても、果たして「我こそが地方を担うんだ!」という人材は若年層に存在するのか?
そもそも地方の都市化で、「地方アイデンティティ」というものは消えゆくのではないか?
地方出身者の私としては心に刺さる発言が多かったのですが、避けては通れないのも事実です。
「地方アイデンティティ」をいかに築くのか、イタリアなどの成功例も参考にしながら研究を進められればと思います。

押村ゼミでは日頃グローバルな内容の議題が上がることが多いのですが、今回は逆にローカルな内容だったので、そういう意味でも刺激的なディスカッションでした。

その後事務連絡を経て、4年生も交えて押村先生による講義が行われました。
この日のテーマは「コスモポリタニズム」について。
コスモポリタニズムとは、国と国という「境」に縛られず、人類を「地球市民」と捉える概念のことです。
コスモポリタニズムは、人や情報の行き来が活発となり、世界中の文化や言語が流入して国境が無くなりつつある今日において、ホットなトピックとなっています。
この概念は「人類みな兄弟!」という言葉にもあるように、心情的には恐らく人類皆が持っているでしょう。
しかしながら、実際には自分の所属するコミュニティー、言わば国内を優先してその中で助け合っている、所謂「倫理的ジレンマ」に陥っているのが現状です。

ここで1つ、強烈な問いを投げかけたいと思います。
「何でアフリカの方が悲惨な現状なのに、どうして我々日本人は被災した東北の人を助けるのか?」
この記事を読んでいる皆さんは、この問いにどのように答えられるのでしょうか。
「日本人だから」
それに尽きると思います。
ではなぜアフリカの人達を助けないのか?
アフリカ人じゃないから?
そこに疑問を投げかけたのが、コスモポリタニズム的視点なのです。
「一国の人がその国の貧しい人にだけ支援する」というのは、グローバル化した時代において、考えなおす必要があるのかもしれません。
別の国の深刻な実情に対して、「そこに我々はどの程度関与しているのか?」というコスモポリタニズム的な視点を持ち、国を越えた義務、言わば「責任の連鎖」ということを考えていかなければならない時代に来ているのかもしれません。

前述したように、我々日本人は3.11を経て、一層「内向き志向」が強まりつつあります。
このような時だからこそ、内向き志向に一石を投じる意味でも、コスモポリタニズムに触れることはきっと大切です。

以上で今週のゼミ内容を終わります。
後期からもより良いブログを更新できるよう努力・改善して参りますので、読者の皆様にはより一層のご愛顧をよろしくお願いいたします。

押村ゼミ生一同。

そしゃ

投稿者 管理人
2011年10月 4日00:32 [週刊押村ゼミ]


2011/7/15 ゼミ補習

こんにちは、針替です。私たちは15日にゼミの補習をしました!3年生は2つの課題がありました。一つ目は『世界価値観データ』を元に、先生が選ばれた12個のデータの中から3年のゼミ生各自が一つ選んで、なぜそのような数字になるのかを考察してくることでした。

そのデータの中で私たちがやってきたのは、

「自国民であることの誇り」

「あなたの生活にとって宗教はどの程度必要か」

「慈善団体を信頼できるか」

「生活様式の変化は良いか悪いか――権力や権威がより尊重される」

「国民の暮らしに国が責任を持つべきか個人が責任を持つべきか」

「自分を信心深いと思うか」

「周囲の人を助けて幸せにすることを大切と考えるかどうか」

「もし戦争が起こったら国のために戦うか」

でした。

どうしてそのような数字が出てくるか考えるときは、それが現実をそのまま反映している場合もありますが、時にはその数字は現実との裏返しで、人々の希望を表している場合もありうると考えられるので、その数字だけをうのみにするのではなくその背景を考えることがとても重要ということを学びました!


もう一つの課題は、日中間で行われた二つの調査について、なぜそのような結果になるのかを考察してくるというものでした。その日中間で行われた調査の質問は、

Q.相手国や両国関係についての情報を、あなたは主にどこから得ていますか?

Q.現在の相手国の社会や政治の在り方として、あてはまるものは何だと思いますか?


でした。最初の質問の答えで両国圧倒的だった答えが「自国のニュースメディア」で、両国とも90%を超えていました。


2番目の質問には、日本人の中国像はというと「社会・共産主義」、「軍国主義」、「全体主義」、「大国主義」が順に多く答えられていたイメージです。一方中国人が持つ日本像というと、「軍国主義」、「資本主義」、「民族主義」、「国家主義」となっていました。日本のイメージがまず軍国主義だと思われているというのは全員が驚きました。

一言でゼミ生の考察結果の共通する部分をまとめると、お互いのメディアの伝えている内容の偏りを問題とし、そしてメディアからの情報をうのみにして相手国のイメージを持つのではなく、実際に両国民が話せる状況を増やしたり交流を持つことによって和解につながるのではないかということでした。

そして、今回は10期卒業生の森さんがゼミに遊びに来て下さり、お仕事のお話をしてくださいました!また、将来の押村ゼミ生である、今夏から留学にいってしまう2年生も今回参加してくれました!


そして補習のあとには飲み会を開き、西岡さんへの留学いってらっしゃい会と、留学から帰ってきた榎本さんと関根さんのおかえりなさい会を兼ねてみんなで楽しく夜を過ごしました!


ではここから写真をアップロードしていきます!

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今回の飲み会のためにこんなメニューを作ってくださいました!(感激)

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こちらが押村先生のために作られたカクテル!!フランス産のリキュールを使ってます!


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留学へ旅立つ西岡さんに色紙のプレゼント☆

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先生からのメッセージ!


そしてゼミ生のみんな!♪
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最後のお開きの時間に・・・
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この時、地震があったそうですが、写真を撮っていたブログ係の針替と音石くんは揺れを感じませんでした!(笑)


とても楽しい1日を過ごしました!!留学行く西岡さんと二年生、いってらっしゃい!応援してます!(^-^)/~~~

投稿者 管理人
2011年7月17日21:03 [週刊押村ゼミ]


2011/6/28 3年生プレゼンテーション(5)


こんにちは。
ブログ担当の音石です。
今回が5週に渡るプレゼンテーションの最終週となります。

1.堤友里絵さん 「グローバル化の各国文化への影響」

グローバリゼーションにおいて文化とはとても大切なものでした。
文化自体が人々の人生をどれだけ意義深いものにするかの指標だとしたら、文化がグローバリゼーションによって受ける影響を見ていくことは重要であり、グローバル化に関しても何かしら分かってくることがありました。
しかしそれは決して必ず良い意味だけではなく、文化帝国主義という一つの強い文化が他を侵食していくというようにも捉えられます。
しかしそもそもそれも強いものが弱いものにとって変わるという自然の摂理ではないかという意見もでました。
もうひとつ注目するべき側面として合理化が世の中を支配するというMcDonaldization の理論を紹介しました。
今回のテーマは多くのことにあてはめることができる分、やりはじめるとどの視点からGlobalization に関して述べるか範囲が広すぎて逆に迷う部分が多かったです。
でも自分が思っている以上にGlobalization 自体そんなに単純なものではないとわかり、様々な理論を知っていくことに興味がでてきて調べることはそこまで苦にならなかったです。
今回わたしが中心に参考にした文献は、
Tomlinsonの「Globalization 」とGeorge Ritzerの「 McDonaldization」です。
押村先生にはバグワディの「グローバリゼーションを擁護する」という文献もお薦めして頂きました。
あと個人的にFeatherstoneの「ほつれゆく文化」の日本語訳は少しわかりづらかったと思います。
ともかく調べているうちに自分から興味の湧いてくるテーマを担当することかできたので、楽しみながら勉強することかできました!

2.長谷川稜さん 「Identityについての理論的解明」

今回、自分が担当したテーマは「アイデンティティの理論的解明」でした。
主な参考文献は英語でした。
先生がまず初めに渡してくださった本『The Identity of theNations』という本は特に読みやすく、アイデンティティの基礎的知識を固めるには最適の本でした。
プレゼンテーションでも骨組みはこの本を参考にしています。
続いて、プレゼンテーションの簡単な要約をしたいと思います。
アイデンティティはきわめて曖昧模糊とした概念です。
したがって、それを真正面から捉えることはせず、一度、5つのディメンション(心理・文化・歴史・地理・政治)に解体し、それぞれを多角的視座から詳細に検討することで全体像を掴むという手法をとりました。
まず第一に、それぞれの内にアイデンティティをイメージしてもらうことを意図し、幾つかのの定義を提示しました。
続いて、種類・構成要素の簡単な説明を加えたあと、ナショナルアイデンティティに特化してプレゼンを進行しました。
そして最後に5つのディメンションをそれぞれ詳述しました。
プレゼン全体を通して意識したことは、有用な引用を数多く紹介したことです。
反省点としてはやや、早口になりすぎてしまったことですね。
もう少し原稿をスリムにして、余裕を持ってプレゼンを進めることが次回への課題です。
アイデンティティを主眼に勉強するゼミに所属する身としては、この理論構築は避けては通れない作業だったので、それを早い段階で取り組むことができたのは幸いでした。
自分自身、文献の読み込み、プレゼン準備、そして発表を通して多くのことを学び、「アイデンティティ」への理解が一層深まったと思います。
前期最後のプレゼンにしては少々拙いものになってしまいましたが、拝聴ありがとうございました。
後期は前期での収穫・課題を踏まえてパワーアップしたものが見せられるように頑張ります。
切磋琢磨していきましょう。

ということで、二人にはそれぞれ素晴らしいプレゼンテーションをしてもらいました。
今回担当の二人はどちらも英語文献が主要だったので、その分苦労も多かったことでしょう。
(いや、この二人なら大丈夫か。笑)

日常生活において、私たちはグローバル化による恩恵を幾多も受けています。
それらは衣食住や芸術など、多様な場面で遭遇します。
特に日本はあらゆる文化圏の影響を受けており、言わば「オイシイとこ取り」の一面もあるでしょう。
しかしディスカッションでも出てきた様に、グローバル化による他文化の流入は既存文化の衰退を引き起こしているというデメリットもあります。
ですが、文化の担い手として大切な事は、文化に誇りを持ち続けることではないでしょうか。
したがって、たとえその形が変わったり、あるいは他の色が染みこんできたとしても、今ある文化を誇れることが大切です。
堤さんのプレゼンにもあったように、文化が人々の人生を豊かにするのだとしたら、文化に誇りを持てるということはどれだけ意義深いことでしょう。
伝統的なものも文化ですし、新しく生まれるものも文化です。
今あるものに劣等感を見出すこと無く、また外からの変化に臆せず、柔軟な態勢で日本「らしさ」を育むことが重要だと思います。
日本人が共通して誇れる文化を構築することで、日本人の心の拠り所が生まれ、健全なナショナリズムの構築に繋がればと願います。

そして、アイデンティティ。
言わずもがなこのゼミの研究テーマであり、私たちにとって不可避の概念です。
長谷川君の理論的解明により、ゼミ生の皆さんも、漠然とした「アイデンティティ」という雲の形が少し掴めたのではないでしょうか。
ご存知のように、アイデンティティという理論は政治学だけでなく、その起源である心理学やマーケティングにも用いられています。
その多義性から、「アイデンティティって結局何なのさ?」と人に尋ねられたとき、明確な解答を提供することはなかなか難しいのではないでしょうか。
(筆者は先日友人に徹底的に問い詰められて怯んでしまいました。笑)
長谷川君のプレゼンによれば、アイデンティティは心理・文化・歴史・地理・そして政治の5つのディメンションに分割できます。
そして日本はどの特質を一番色濃く有しているかというディスカッションが行われましたが、positiveな側面はあまり出てきませんでした。
たしかに「誇りある日本」というと、なんだか右寄りな発想が浮かんでしまいます。
しかし、翼というものは右と左両方あって初めて意味を成します。
両翼のバランスが取れてなければ安定した飛行は不可能なのです。
多くの指摘の通り、今日の日本に対する肯定的意見は少ないでしょう。
私たち若者の、これからの使命ですね。

当前ですが、このプレゼン以降もアイデンティティに関する研究は続きます。

「What is identity?」

私たちはこれからも問い続けていかなければなりません。

(ブログ係のまとめキツイよ・・・笑)

以上で、2011年度前期間のプレゼンテーションは全て終了しました。
前期の反省とモチベーションをしっかり活かして、後期のプレゼンテーションに磨きをかけましょう!

皆さん、本当にお疲れさまでした!

そしゃ

投稿者 管理人
2011年7月 3日09:01 [週刊押村ゼミ]


2011/6/21 3年生プレゼンテーション(4)


こんにちは、音石です。
今回は「日本」をテーマに3人がプレゼンを行いました。

1. 小宮明子さん 『日本ナショナリズムの行方』

日本におけるナショナリズムについて歴史を追いながら発表し、
さらに現在の日本人の国民意識について考察しました。
明治維新の近代国民国家日本の成立とともに誕生したナショナリズムは、
天皇制のもとに高揚し日本を大戦・敗戦へと導きます。
戦後は一変してナショナリズム的動き・日本的なものは激しく否定されましたが、
人々はかわりに科学技術や日本人論の中に、
自らのナショナルアイデンティティを抱くようになります。
しかしグローバル化の波が日本にも押し寄せるとともに、
その自己防衛のようにナショナリズムはまた新たな形で出現しているように見えます。
人々はそれを無関心によって受け入れているようです。
そして現代の日本人は、政治的分野に対してはやはり否定的だけれども、
文化や科学・経済には比較的誇りを持っており、
日本人であることにある程度の満足感を抱いているということを、データを元に考察しました。
負の歴史や政治不信の影響で、積極的に愛国を叫んだりナショナリズムに走るわけではないけれど、結局は日本がそれなりに好きで日本人であることをまんざらでもなく受け入れている、
そんな日本人が多いと私は考えています。
しかしその消極的・無関心な姿勢では、
これからのグローバル化時代をうまくのりきれるかは不安です。
ディスカッションでは日本人が日本に対して誇りを抱けない理由や、
健全なナショナリズムの構築の為に何が必要かなどを議論しました。
今回日本のナショナリズムについて調べたことで、
自分自身のアイデンティティや日本という国について、改めて見つめなおすことができました。
無意識のうちに過去の歴史は私たちの考えや価値観に、
強く影響を及ぼしているということも深く実感しました。
まだまだ深められるテーマで、もっと研究してみたいと思いました。

2. 岩谷惟子さん 『日本における他者』

私は「日本における他者」というタイトルでプレゼンテーションをさせていただきました。
はじめに、日本に根強く残っている「単一民族観」について紹介し、
それが戦時中の植民地主義に繋がっていったという背景を説明し、
日本がどのように他民族に対する同化政策を行ったのかを、
アイヌ民族と在日朝鮮人を例に紹介しました。
アイヌは国内の差別問題として、在日朝鮮人は植民地政策の問題として語られるという違いはあります。
しかし、どちらも自らの文化や慣習を捨てて日本化するように強制されたということは共通しています。
異なるルーツを持つ日本人と共生していくには、彼らの本質が植民地支配にあることを理解し、
両者の関係を時間的・空間的広がりの中から、
改めて捉えなおしていくことが求められると考えました。
感想:日本には単一民族国家であるという認識があることは知っていましたが、
今回のプレゼンテーションを通して、
自分でも無自覚のうちにそう思っていた節があったかもしれないと感じました。
労働人口の不足から、今後さらなる外国籍の方の増加が不可避であると言われています。
それを受け入れられるだけの「多民族国家意識」が日本にあるのかどうか、疑問に思いました。
議論では質問に満足に答えることができず、反省しました...が、日本国内のアイデンティティに興味があったので、とても楽しかったです。反省を生かして後期は頑張ります!!

3.音石達矢 『沖縄のアイデンティティ』

私は日本において言わば「辺境」とも言える、沖縄のアイデンティティについてプレゼンテーションを行いました。
はじめに、沖縄の帰属の変遷について、歴史を用いながら検証しました。
沖縄は元来中国の属国として成立していましたが、その後日本、アメリカ、そして最終的に日本と、その「所有者」は時代と共に移り変わっていきました。
にもかかわらず、沖縄は沖縄人(ウチナンチュ)という独自の強いアイデンティティを発展させ続け、
今でも自らを大和人(ヤマトンチュ)ではなく、ウチナンチュと認識しています。
そこには沖縄固有の文化やライフスタイルが色濃く影響しており、
特に沖縄の民俗宗教である「琉球神道」は、沖縄人のアイデンティティを根元から支えています。
しかしそのような強いアイデンティティを保有しているにも関わらず、
彼らは「沖縄人」と「日本人」という2つのアイデンティティの間で葛藤しています。
なぜなら、「アイデンティティを追求していけば沖縄として独立することも可能かもしれないが、
経済的自立や基地問題を考えると、現実的に日本であった方が特である。」
という、複雑な事情の中にあるからです。
私はこのプレゼンに取り組むまで、
今はもう沖縄は日本の一部であると当たり前のように認識していました。
しかし、その歴史的経緯や固有文化を調べていくにつれ、
今までの想像以上に沖縄が独自性を持ったコミュニティであると考えるようになりました。
岩谷さんのプレゼンにもあったように、
労働力減少に伴う外国人労働者のさらなる増加は避けられない事態です。
これから日本国内に多様なアイデンティティが溢れる社会に変わっていくにあたって、
沖縄のアイデンティティ問題から学ぶことはたくさんあるのではないでしょうか。
なおディスカッションでは、
沖縄が沖縄以外の場所でも沖縄社会を築いているという話題が上がりました。
まだまだ調べの足りない点もありましたが、
沖縄のアイデンティティを様々な観点から紐解く作業はとても有意義でした。


ということで、3人に日本にまつわるID問題についてプレゼンをしてもらいました。
私たちが暮らす、ふるさと日本。
でも日本のアイデンティティってなんだろうと考えたとき、明確な意見はなかなか出てこないのではないでしょうか?まさに、灯台下暗し。笑
小宮さんのプレゼンにもあったように、
健全なナショナリズムは日本というコミュニティの連帯感を高めます。
我々国民がバラバラになることなく、結束して国際社会を歩んでいけたらな、と願います。

しかし岩谷さんのプレゼンにもあったように、外国人労働者の増加等により、
「日本」という色に別の色が染み込みつつあります。
それを「他者」として排除するのか、それとも共生していくのか。
また日本のナショナリズムは日本人だけで共有するのか、
それとも日本にいる人全てが共有できるナショナリズムを目指すのか。
様々な問いが我々の思考を駆け巡ります。
しかし、時代は我々を待ってはくれません。
次なる日本の担い手として、「日本」を考える事を、我々は止めてはなりませんね。

まさにブログ係の職権乱用でしたね、失礼しました(´Д`;)笑
今週担当の皆さん、お疲れさまでした!
来週が前期最後のプレゼンになります。
乞うご期待!

そしゃ

投稿者 管理人
2011年6月26日20:59 [週刊押村ゼミ]


2011/6/14 3年生プレゼンテーション(3)

こんにちは!針替です!今回は「集団ID」をテーマに3人がプレゼンをしました!


1.杉山晶子さん 『アフリカの部族主義』

プレゼンテーションの大きなトピックは二つです。まず部族・部族主義とは何か、ということで、「部族」が西洋人からの偏見によってつくられた概念であり、「未開・原始社会」という侮蔑的な意味をもつということを説明しました。植民地宗主国によって恣意的に分割された国境が現在までも引き継がれているために、1つの国の中にたくさんの「部族」が存在していて、多くのアフリカ諸国では「国民」意識の構築(ネイションビルディング)が課題となっています。
つぎに、多部族国家であることや部族主義は紛争の要因になるのか、ということを、独立後紛争が絶えないコンゴ民主共和国と、比較的安定した内政を保っているザンビア共和国の例を通して考えました。プレゼンを通して、部族主義が紛争の直接の原因ではなく、指導者が部族主義を利用し、対立をあおることが紛争をもたらすということがわかりました。そして他の部族IDを否定することなく、認め合うことが共生や国民意識共有のために必要だと感じました。
全体の感想:私はじゃんけんで負けてしまってこのテーマをやることになったのですが(笑)やってみるとなかなか興味深くて、結構楽しんでやっていました。とくに私は日本史専攻だったので、アフリカと西洋の関係史も知ることができてとても勉強になりました★質問されたことにしっかり答えきれなくて、勉強不足も痛感しました;;後期もっとがんばります♪


2.北原友里奈さん 『イスラーム原理主義運動のインパクト』

イスラーム原理主義が国際政治に与える以下の3つのインパクトについて論じました。

1.ウンマというムスリムの共同体を、国家という枠組みを越えて世界に広げようとするイスラームに対応するには、主権国家体制にかわる越境的な諸運動に対応する新たな国際政治の枠組みが必要である
2.イスラーム原理主義運動こそが、第二次世界大戦後に国際政治での宗教の重要性を高めた大きな要因である
3.今年始めのアラブの春やビンラディンの死を通して、イスラーム原理主義のインパクトは限定的であったことが判明し、今後「文明化」した西洋と「野蛮」なイスラームという心理的境界がかわってゆくのではないか

そして発表後は、ムスリムの論理や考え方について議論しました。

3.針替朝子 『ユダヤ人のID』

私はユダヤ人のIDについてプレゼンをさせていただきました。はじめにユダヤ人の(はっきりとはしていない)定義を紹介し、人口、おおまかなユダヤ人のカテゴリー化(正統派ユダヤ教徒・改革派ユダヤ教徒・非ユダヤ教徒)をした後、なぜ今までユダヤ人が嫌われてきたのか、そしてイスラエル建国までの概要とイスラエルに対するユダヤ人の考えの例を紹介し、最後にユダヤ人がなぜ優秀と呼ばれているのかについて、理由を憶測して結論に移りました。世界に離散した民族であるために様々なバックグラウンドを持っていることから、ユダヤ人IDというのはだいたいで語ることはとても難しいというのが現状でありました。しかしその中でもそれまでのユダヤ人としての運命を背負っていること、そして共同体意識は多かれ少なかれあるのではないかと思いました。
議論ではキリスト教とイスラム教とは違う選民思想であるユダヤ教について考えたり、ユダヤ人にまつわる話を更にみんなで話しました。
感想:私は昔からなぜかダビデスターが好きすぎて、ユダヤ教にも興味がありユダヤ人についてもっと知る機会だと思いこのプレゼンを希望しました。調べてみると、ユダヤ人の歴史はご存じのとおりものすごく長いと同時に、国ごとにその中に住むユダヤ人と掘り下げることもできるので、どうユダヤ人の全体像をつかめるか難しかったのですが、今回はこういった形でまとめさせていただきました。前からユダヤ人の知恵やユダヤ教の考え方についての本を読んでいたのですが、私にはとても腑に落ちることがたくさんあったので、少しでも興味ある方はオススメです。考え方が広がって、日々悩むことも少なくなるかもしれません!

ということで、個人的にものすごく興味深かった今週のプレゼン内容でした!この3人のプレゼンで共通していたことが二つあると思いました。まずこれら3つの集団が西洋から蔑視されていたこと(いること)です。アフリカでは「部族」という言葉自体が侮蔑的な意味を含んでいて、また奴隷貿易からアフリカ人劣等視がはじまったといいます。イスラムでは9.11以降、文明化した西洋と比べ、イスラーム文化は野蛮であるといった勝手なイメージが大きくなりました。ユダヤ人については昔からキリスト教からの差別・ステレオタイプの擦りこみがヨーロッパで嫌われてしまった要因であると言えます。
そしてもうひとつは、これら3つの集団が困難な状況に陥った中に西洋による国民国家・主権国家思想が原因であったことがあります。アフリカでは古くは国単位ではなく族単位で暮らしていたため、植民地の分割の際に不適当な上からの境界線により不自然な国家が次々と誕生することになりました。よってネイションビルディングが最大の課題だったわけです。イスラームの場合も、国家での単位でまとまるわけではなく、ウンマと呼ばれるイスラーム共同体が一番重要なので、脱国境という思想・運動・抵抗が展開してきました。ユダヤ人においても、国民国家という思想によって少数民族である彼らははみ出し者と扱われ差別される運命にあったのです。

今回の3つの民族IDを考えると、いかに西洋が上からの力で人々を扱い、西洋のやり方を押しつけてきたかがわかります。個人的にはヨーロッパ大好きな人間ですが今日ある問題の多くは西洋のしたことが根本の原因だったりすることがあるので非常に残念な思いをすることが多々あります・・。それは置いておいて、これから私たちがいろんな文化を見ていく中で、自分たちの価値観を押し付けずに批判的に考えることは本当に重要であると思います。その人たちがある一定のやり方で暮らしているのは何か背景があるはずであり、それを安易に批難することはできない場合が多くあると思います。もちろん批難するべき文化や行動もあると思いますが、彼らの立場になって一度考えてみるというのは非常に大事だと思います。他者のIDを理解するということです。当たり前に語られることですが、意外に実践するのは誰にとっても難しいと思います。IDがたとえ一致しなくても理解することができればわざわざ争いや敵視する必要はないと思います。

すみません、職権乱用で今回書きすぎました。次回は「日本」がテーマです!担当のみなさんのプレゼン、楽しみにしてます!

投稿者 管理人
2011年6月19日22:33 [週刊押村ゼミ]


2011/6/7 3年生プレゼンテーション(2)

こんにちは、針替です。今回は「国家」をキーワードとして考えながら、ID問題を追求しました。今週からは各発表者による文章を記載します。

1.川上泰くん 『国籍とアイデンティティー』

今回は国籍とアイデンティティというテーマについて、国籍の定義とそれが制度化されたものである国籍法という概念を概観した上で、日本における国籍とアイデンティティの関わりと、そこにある問題に焦点を当てプレゼンを行いました。
歴史的に単一民族として国民の同質性や同一性を重視する血統主義を採用してきた日本では、国籍とアイデンティティの繋がりは強く、国籍はアイデンティティを構成する一つの要素であるといえます。
しかし、このように「国民=日本人」を意識してきた日本では、グローバリゼーションによる"Others"つまり"We"と呼び合うことができない他者の増加により、彼らに対する偏見や差別が存在しているのが現状です。
また、国籍を単なる権利とみなす人や、自らの国籍とアイデンティティが一致していない人、また複数の国籍にアイデンティティを抱いている人など様々な人々がいる状況のなかで、国籍のボーダレス化も起きています。

このような問いに対して、
・文化や言語がアイデンティティに与える影響
・はたして私たちは誰をWeと呼びたいのか?
・そして国籍を権利とアイデンティティに分けて考える

このことを念頭に置いて「国籍とアイデンティティ」について考えてみることが大切なのではないでしょうか。
また、国籍=アイデンティティというようなパラレルな関係から一度脱却することが、国籍とアイデンティティの理解への一歩になりうるとプレゼンを通じて感じました。

2.西岡真菜さん 『移民・難民のアイデンティティー』
今回、移民・難民のアイデンティティーについてプレゼンをしました。
まずは移民難民の定義に始まり、移民難民になる要因や、各国の受け入れ体制、そして彼らのアイデンティティーについて説明しました。彼ら移民・難民のアイデンティティーにはさまざまな変化があることを日系ブラジル人などを例にあげました。移民難民は受け入れ国の対応で彼らの立場は変わり、そして受け入れ国も多種多様なため、移民難民のアイデンティティーはひとくくりに言えないという現実があります。議論では日本の体制にも触れ、なぜ難民受け入れに消極的なのかに加えて、日本における移民のアイデンティティについても話し合いました。


3.西田圭吾くん 『ことばと国家』
「ことばと国家」というタイトルで、ことばがいかに政治の文脈に置かれているのか、またそれがどのようにアイデンティティと結びついてくるのかをプレゼンしました。初めに母語と母国語の概念を確認した後、中央集権的な言語政策をとるフランスと多言語国家スイスを取り上げ、両国の言語政策における特徴や問題について話しました。普段使う言葉はIDを考える上でとても重要な要因となっており、そして言語政策も各国で多様であるという結論でまとめました。ディスカッションでは少数言語の容認は国家の分裂を招くのか、という内容を中心に議論しました。


今回もすごく質の高いプレゼンでした!!お疲れ様でした。今回は、今まで自分がどこに属すのかということを自己認識し、他人にもそれを認識してもらうというのは安易な世の中であったと思いますが、グローバリゼーションと呼ばれる時代の中、人々の移動が容易になったことでその数が激増し、自分がどこに属しているか・それが公に認められるかという事実が一筋縄ではいかないようになってきました。そこで国籍というのはどんな価値を持っているのか、そしてそうした人々のIDはどういったものなのか、また属している地域の言語、国家としての言語、また自分の民族としての言語が違う場合もあり、言語とIDが深く結びついていることを実感したプレゼンでした。

投稿者 管理人
2011年6月12日00:15 [週刊押村ゼミ]


2011/5/31 3年生プレゼンテーション(1)


こんにちは、音石です!

今週から5週間に渡る、3年生によるプレゼンテーションが始まりました。
毎週3人ずつ自分が担当するテーマについて発表し、ゼミ生とディスカッションを行います。

第1回目の今週は、

松井:歴史教育とアイデンティティ~各国の歴史教育と比較し、日本の歴史教育を考える~

生須:人種偏見とその克服~日米戦争とユーゴ内戦にみられる人種偏見の利用~

新谷:多文化主義とは何か~カナダ多文化主義とその教育~

というテーマのプレゼンが行われました。

まず松井さんのプレゼンは、歴史教育がいかにIDに影響を及ぼすのかという問いについて、比較論的に進められていました。
日本におけるIDの希薄化が謳われて久しくありませんが、その原因の一つとして、無味乾燥な歴史教育を挙げていました。
また日本の歴史教育に関するディスカッションは白熱し、最終的には「歴史を何のために教えるのか?」という本質的な問題にまで話が及びました。

次に生須さんのプレゼンは、人種偏見の歴史的変遷とその克服に向けた取り組みについて、順序立てて説明されていました。
人種偏見は歴史上、過激なリーダー達による民主主義に利用され、たくさんの血が流れた要因となりました。
ディスカッションではその克服における教育の役割と、日本における「部落差別」についても意見を交わしました。

最後に新谷さんのプレゼンは、多文化主義とは何かというテーマについて、カナダの実例を挙げながら具体的に作られていました。
多文化主義という聞こえはとても良いですが、その実質には数々の困難があります。
「どの民族もどこかで少数派である」というキーワードは、とても印象的でした。
ディスカッションでは「言葉も通じない者どうしがいかにコミュニケーションを取るのか?」という、異文化コミュニケーションの本質についても触れられていました。

3人とも今週が初めての回ということを感じさせない、質の高いプレゼンテーションでした。
筆者ももうすぐ順番が回ってくるのですが、今から緊張しています。笑

来週も引き続きプレゼンテーションとなります!
はりきっていきましょう('∀`)!

そしゃ

投稿者 管理人
2011年6月 5日21:23 [週刊押村ゼミ]


2011/5/24 ゼミ内容

こんにちは。ブログ係の針替です。

今週は、3限目で、海外から見た日本はどういうものなのか、海外からは日本はどのように映っているのかを、ビデオを通して考えました。IDを考える上で「自分自身が自分自身のことをどう思っているか」ということと同時に「他者が自分をどう思っているのか」を見当することも大切です。今回のビデオは主に明治から昭和にかけての激動の日本に焦点を当てていたものでした。

昔、今のようにネット社会ではない時代は、西洋からは日本という国は何か神秘的であり得体のしれないものであったと思われていたそうです。また西洋とはまるで違う文化から、日本を野蛮な国と馬鹿にしていた者もあれば、逆に異国主義的な者は日本に美を感じていたようです。それがはっきりとわかるのは、美術であり、さまざまな画家が日本の画風を取り入れそういったものをジャポニズムと呼ばれていました。(私の好きなクリムトも日本の画風を取り入れていました!)

明治維新では西洋に習った政策や暮らし方への大変革によって、日本文化と西洋文化を見事に融合させている姿は驚きに値するものであったようです。

そんな不思議な国日本のイメージを一気に変えたのが、日露戦争での勝利でした。西欧人に勝ったアジアの小国ということで、多大なインパクトを与えたようです。西洋をとどろかすものが、トルコ以外に出てきたのです。

しかし、列強に並ぼうと尽力し、そして力でアジアから西洋を追い出しアジアIDを作ろうと試みたのですが、その頃の国際社会はそういった力で物事を運んで行くのではなく、世界の秩序を守りながらやっていくという時期へ入る過渡期だったので、過剰行動だった日本はファシズムへと走り、敗戦に至りました。

先生がおっしゃっていたのは、今でも西洋からの日本のイメージは変わってない部分もあるのではないかということでした。

そして4限では、卒業生の方がいらして、講義をしてくださいました。最初の方は、現在東京大学大学院で研究をされている當舎さんで、「過去と直面する東ティモール――"裁き"をめぐる政府と被害者の対立」というテーマでお話をして下さいました。2002年にインドネシアからの独立を果たした東ティモールですが、戦争犯罪者を不処罰したことに対し、いまだ問題が残っています。當舎さんは、その問題に加えてそれまでの歴史やたくさんの資料を使ってわかりやすくお話してくださいました。
次に、現在一橋大学大学院で研究をされている松枝さんに、日本にいる外国人への教育について、これまでの状況と問題点をとてもわかりやすく教えてくださいました。
私自身今回のこのお話で知ったことがとても多く、東ティモールで大変なことが起こっているということは知っていても、独立後も問題が起きていたとは詳しく知りませんでしたし、また日本人として日本に住んでいる外国人の状況に関する知識レベルの低さに本当に恥ずかしくなりました。
卒業生のお2人に、とても素晴らしい研究内容を教えていただきました。本当にありがとうございました!

ではいよいよ来週からは3年生のプレゼンが始まります!頑張りましょう!^^

針替

投稿者 管理人
2011年5月29日22:36 [週刊押村ゼミ]


2011/5/17 ゼミ内容+歓迎会!

こんにちは!針替です。

今日は3限で、世界のID紛争の事例や解決へ向けてのアプローチがまとまっている英語文献を使って学びました。

主に
・宗教はグローバル化の阻害要因か促進要因か
・アメリカのエスニシティとナショナリティのちがい
・イギリス国内4つの地域をどう使い分けているか
・ベルギーは分裂の危機をどう阻止したか
・旧ユーゴ内の民族の書き言葉のちがい
・アフリカをtribeと呼ぶのはなぜか
・Nation without statesとはどの人々を指すか
・zionistの主導者は?
・confederalism /federalismの違い
・著者は世代交代をどう意味してのべているか

にフォーカスして読み進めました。

4限では、人々がまとまる理由について考えました。
人々がまとまる理由を考えるとき、

・because of ~~
・for the purpose of~~
・against~~

がベースとなっているようです。日本人はbecause of単一民族 でまとまっていましたが、これからの時代はそうでなくなっていくだろうということで、他の2つを使ってどうまとまる意義を見つけ出していくのかが課題となりそうです。

その後は長谷川くんおかえりなさい会として飲み会を行いました!とても楽しいひと時でしたね!写真を載せておきます。

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投稿者 管理人
2011年5月18日23:38 [週刊押村ゼミ]


2011/5/10 ゼミ内容

こんにちは!ブログ係になりました針替朝子です。これから一年、音石くんと協力して更新していこうと思っておりますのでよろしくお願いします!

今週は4限で、主に日本人のIDについて先生から説明していただきました。

日本人IDを形成する上で

①地理的な側面
②文化的な側面
③歴史的な側面

から説明していただきました。

①の地理的な特徴というと、

・海洋国家――独立心や、国家のまとまり
・極東――世界の中心だと思わない、世界から学ぶ必要性の意識
・資源小国――自給自足は無理であり海外なくしては生きて行かれない
・脆弱感――大国中国からの脅威
・国土の2/3が森――人口密度の高さにより協調・集団主義の高まり

②の特徴としては

・儒教の教えによる集団主義、社会の役に立って一人前という意識、上下関係の重要性。また世間体を気にし、和を尊ぶ


③からは

・日本は2度IDを否定している(明治維新とWW2の敗戦後)
 →よって古いものを純粋に誇ることができない。
・国際社会に参加する時も海外の国にしてもらった。(ペリーとGHQ)

以上のことが日本人のIDを形成する要因だとされています。

では日本の宗教観について。

日本人の心のベースには神道の考え方である、自然信仰・アミニズムが存在していると言える。これはどこにでも、身の回りのものに神がやどるという考え方をする。万物は調和する=和 を大事にする。

そして6世紀に仏教が伝来しエリート層から民に浸透していく。その後、身分区別を正当化するためにも儒教の教えも導入され、日本人の心は一つの宗教の考え方には固執せず、何重にもなっているといえる。

よって、キリスト教やイスラム教などの絶対神の考え方は日本人の心には相容れなかった。しかしもともと神道が多神教であり他の宗教にも元々寛容であり、また仏教もそうであることからこの両者はうまく溶け合っていくことになる。

しかし実際に現在日本人は特定の宗教信者という人は少ないと思う。しかしこれは無神論者を意味しないであろう。日本人は信仰心があるが対象がはっきりしていないのである。
また、日本人の考え方の特徴として、良いものはとりいれるという特徴がある。これは儒教の教えに起因する。

国家神道は明治政府がキリスト教の歴史に見られるような、誰かのために命を捨て戦う、という強い国教がなかったので、無理やり国家神道を創造した。そうでなければ西欧に勝てないと思ったためである。


以上が今回教わった日本人のIDについてでした!

合宿は5/21-22に大磯で行われます。

投稿者 管理人
2011年5月11日22:59 [週刊押村ゼミ]


4/12・19 2011年度、押村ゼミ旗揚げ!


2011年、4月12日。

第16期及び17期で構成される、新しい押村ゼミが旗揚げとなりました!

16期生13人、そして17期生14人とで切磋琢磨して、伝統ある押村ゼミをさらに素晴らしいものに磨き上げていきます!

それでは活動報告に移ります。

12日は改めて自己紹介や事務連絡を行った後、3・4年生とが同じテーブルを囲んで、押村先生による「リスク社会論」の講義を受けました。
この3・4年生とが同じテーブルで授業を行うのは押村ゼミの伝統形式らしく、メンバー全員が能動的に参加して、授業を盛り上げていかなければなりません。
3年生は最初は緊張して意見を言い辛いかと思いますが、4年生の先輩を見習いながら、徐々にゼミの雰囲気に慣れていければと思います。
そして講義の内容「リスク社会論」は、グローバル化の発展と共に、様々なリスクも国境を越えるという問題についてでした。
先月発生した東日本大震災。そしてそれに伴って起こった福島第一原発事故。
原子力の事故は日本国内だけでなく、汚染海水の流出など、他国にも被害が及びます。
今回の災害から、国を超えたレベルでの対策・制度を考えていく必要があると、強く認識しました。

翌週、4月19日。
4限の時間にまずは3年生が、押村先生による「Identity」の講義を受けました。
これから約1ヶ月に渡り、押村ゼミの研究テーマでもあるIdentityについての授業が行われます。
2年間に及ぶゼミ活動での根幹となるIdentity.
これからの研究の為にも、熱心に、そして主体的に受講していきたいと思います。

5限の時間には4年生も合流して、「境界線」についての講義を受けました。
境界と一言にいっても様々で、国境はもちろん、心理的境界線も国際政治を学ぶ上では欠かせない概念です。
この境界が過去に影響を及ぼしてきた歴史(アフリカ・アジアの行政区画、アフリカの部族主義etc.)を学ぶことを通して、これからのグローバル社会における、「境界が持つ意味」をゼミ全体で考えました。
非常に難しいテーマではありましたが、人と情報がボーダレスに行き交う現在の国際社会を考える上で、境界について考えることは非常に大きな意味を持ちます。
押村先生の著書「越える」とも合わせて、これからも勉強していきたいと思います。

授業後、3年生で集合写真を撮影したので、近日中にそれと合わせて17期生の紹介を行いたいと思います!
そしゃ

投稿者 管理人
2011年4月22日19:54 [週刊押村ゼミ]


2/3 卒論報告会&4年生追いコン

時の流れは早いもので、

15期の先輩方は今日をもってゼミをご卒業です!涙

1年間本当にありがとうございました!


まずは先輩方の卒論報告会☆

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<卒論テーマ一覧>

・柏原圭吾 「中国における少数民族政策と『中華』アイデンティティ」

・鮎澤英子 「スウェーデンの政治・外交アイデンティティ」

・大澤千紘 「韓国反日の歴史と現在 -日韓両国民が築いていく未来-」

・落合朝子 「異文化流入で変容する日本人のアイデンティティ」

・國藤陽子 「カナダ二言語・多文化主義とケベック」

・柴田茉耶 「日本の安全保障とナショナリズム -米国からの自立と当事者意識の芽生えを目指して-」

・冨岡直央 「中東湾岸諸国の観光産業とイスラーム」

・船越岳斗 「ブミプトラ政策の新展開」

・三浦志文 「十字軍の虚と実」

                                以上


どの卒論も興味深く、3年生にとっては来年度からの卒論制作の指針となるような論文ばかりでした。

今回は特にアジア地域の問題に目を向けられた先輩が多く、卒論もそのようなテーマのものが多くありました。

次は3年生の番!

大学4年間の集大成として先輩方に並べるような充実した卒論を仕上げられるよう、

3年生も頑張ります!

そして、報告会の後は追いコンです☆

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とても感動的で、素敵な追いコンでした。

先輩方の言葉を胸に、我々16・17期はまた4月から充実したゼミ活動をすべく

努力してゆきたいと思います☆

ご卒業おめでとうございます!

投稿者 管理人
2011年2月 5日16:01 [週刊押村ゼミ]


12/21 OB講演&クリスマス会

本日は(株)電通y&r にお勤めの先輩にお越し頂き、企業のブランド戦略についての講演をして頂きました!

ブランドには誕生してから衰退するまでのライフサイクルが存在することや、地域によってブランドの価値観が違うことなどを、データに基づいて理論的に分析されていて、とても興味が湧きました。

講演後、コーヒーとシュトーレン(ドイツのケーキ、押村先生からのプレゼント☆)でミニパーティーをしました!

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ゼミ後は、3・4年に2年生も加わってクリスマス会に行きました!

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投稿者 管理人
2010年12月21日05:53 [週刊押村ゼミ]


12/14 3年プレゼン&4年卒論中間発表

4限...「コソボ紛争 介入は何をもたらしたか?」 3年 新井晴香
5限...「観光産業と中東湾岸諸国のアイデンティティ」 4年 冨岡直央

4限はコソボ紛争についての議論でした。
コソボ紛争を始め、解決の兆しが見えないユーゴ問題。
ここに潜むのは、アイデンティティ対立の収束が非常に困難であるということ、そして他国による介入の問題です。
コソボ問題において、多数派アルバニア人が少数のセルビア人を虐殺したということにされていますが、
実際にはその逆のことも多く行われてきたのです。どちらが敵か味方かなど、もはや分かりません。
そしてそこへ他国が介入することで、本当に対立が収まるでしょうか。
介入してしまった後では、介入に意味があったかどうか、検証することもできなくなります。

解決の糸口は、武器の集積、健全な経済政策、そしてアイデンティティ教育です。
これらが徹底されれば、アイデンティティが多数存在していても紛争は起きないのです。

投稿者 管理人
2010年12月14日05:35 [週刊押村ゼミ]


12/7 3年プレゼン&4年卒論中間発表

4限...「日本人の宗教観」 3年 根本さつき
5限...「異文化流入を受けて変化する日本人のアイデンティティ」 4年 落合朝子
    「スウェーデンの政治・外交アイデンティティ」 4年 鮎澤英子

今回は日本における宗教アイデンティティがテーマです。
国民の多くが特定の宗教を持たず、世界でも特異とされる日本人。
しかしそれは、決して日本人に信仰心がないためではありません。
日本の宗教が自然宗教(土着の、自然発生的な宗教)をベースにしていること、そして人々の道徳が宗教よりも「生活訓」(儒教など)によって規定されていることが大きな要因です。
こうした傾向は程度の差こそあれ、アジア各地に見られるものです。
特定の宗派に属さない日本は、国際社会のなかで重要な調整役を務められるはずです。
しかし近年、人々のモラル低下が叫ばれています。
特定の宗教に縛られない道徳心。この素晴らしいIDを失ってしまったら、日本はどうなってしまうのでしょうか。
グローバル化の進むいま、日本人はマナー・道徳というものについて考え直すべきなのかもしれません。

投稿者 管理人
2010年12月12日22:58 [週刊押村ゼミ]


11/30 3年プレゼン&4年卒論中間発表

4限...「華僑・華人のアイデンティティ」 3年 片山美貴子
5限...「中国における少数民族政策と中華アイデンティティ」 4年 柏原圭吾
    「ブミプトラ政策の新展開」 4年 船越岳斗

今回は華僑・華人のアイデンティティについての議論でした。
中国系移民やその子孫である華僑・華人が世界中で活躍しています。
その経済的な成功を支えているのは、彼らの巨大な「華人ネットワーク」、卓越した言語能力、そしてアウトサイダーとしての強いバイタリティです。
そんな彼らが、自身のルーツである中国へ回帰することはありうるのか。
結論は「ありうる」でした。ただしありうるとしても、それは中国に対する愛国心によるものではなく、あくまで経済的利得によるものであろうということでした。
そうしたしたたかさが、彼らを成功に導いたのでしょう。
そんな華僑・華人たちと国際政治やビジネスの場で渡り合うには、相応の能力とともに、異文化への柔軟性も求められると思います。

投稿者 管理人
2010年11月30日22:14 [週刊押村ゼミ]


11/16 3年プレゼン&4年卒論中間発表

4限...「地方分権とアイデンティティ」 3年 間瀬口亜美
5限...「日本の留学生受け入れ政策 -米国との比較から-」 4年 市川心
   「十字軍の虚と実」 4年 三浦志文

4限では、日本において地方アイデンティティは存在するのかという問題を議論しました。
日本は人口のほとんどが単一民族で占められており、地方のアイデンティティは諸外国に比べ薄いと言えます。
その一方で、東京中心・地方軽視という傾向が未だ残っていることも指摘できます。今後、地方初の国際貢献事業などが活発化すれば、こうした見方も変わってゆくのではないかという結論に至りました。

投稿者 管理人
2010年11月16日09:32 [週刊押村ゼミ]


11/9 3年プレゼン&4年卒論中間報告

4限...「クレオールとアイデンティティ」 3年 森田絵里奈
5限...「カナダ二言語・多文化主義とケベック」 4年 国藤陽子
   「韓国反日の歴史と現在」 4年 大澤千紘

今回の議題はクレオールのアイデンティティについてです。
クレオールとは旧植民地生まれのヨーロッパ人、またはその言語・文化について広く使われる語です。
これまで、クレオールが旧植民地のIDとヨーロッパのID、どちらを有するのかという議論がなされてきました。
しかしグローバル化の進展のなかで、クレオールのアイデンティティはそのいずれにも属さない「新たなID」として位置づけられるようになってきました。
ここに見られるように、異なるIDが融合し新たなIDが生まれるということが今後増えてゆくでしょう。
我々はそうした新たなIDを柔軟に受け止めることが要求されるはずです。

投稿者 管理人
2010年11月 9日12:52 [週刊押村ゼミ]


11/2 ビデオ鑑賞&討論

 本日は押村先生が出張のため、発表に代わりビデオ鑑賞とその内容についてのディスカッションをしました。
ビデオは「グローバル化の功」について。経済学者ジョセフ・スティグリッツが出演しています。

 グローバル化による経済発展の一方で、その代償として環境汚染や労働環境・住環境の悪化を被っている人々がいます。グローバル化は先進国の偽善にすぎないという議論もあります。そうした中で、持続的なグローバル化を進めるためには何が必要なのでしょうか。
 ゼミでの結論は、国際社会の利権と地域の利権、双方のバランスの取れた政策を見極めることが必要ということになりました。ただ、こうしたスケールの大きな問題に対し「これ」という回答は存在しないのだと思います。

投稿者 管理人
2010年11月 2日12:36 [週刊押村ゼミ]


10/26 3年プレゼン・4年卒論中間発表

4限...ユダヤ人のアイデンティティ 関ゆうゆ
5限...日本のナショナリズムと安全保障(卒論中間発表) 柴田茉耶

4限ではユダヤ人のアイデンティティを取り上げました。
ユダヤ人については前期、人種差別についての発表の際一度扱いましたが、今回は人種差別やホロコーストではなく、ユダヤ人がどのようなアイデンティティを持った民俗か、また周囲からどのように捉えられていたかという観点から議論をしました。

5限は4年生の卒論の中間発表でした。

投稿者 管理人
2010年10月30日23:15 [週刊押村ゼミ]


10/19 3年プレゼン

4限: EUとヨーロッパアイデンティティ 和田琢也
5限: ジェンダーのアイデンティティ 古谷沙織

4限では、共通のアイデンティティ創出に向けて動いているEUの現状と課題、そしてEUの事例が他地域にも活用できるのかという問題を扱いました。
5限では社会における女性の労働問題、地位の問題などを議論しました。

投稿者 管理人
2010年10月22日11:12 [週刊押村ゼミ]


10/12 3年プレゼン <公開ゼミ>

4限:英語の世界支配 中村岳
5限:外国人の日本人論 岩瀬千春

今回は、4限では世界標準化する英語とどのように接するべきかという問題、5限では外国人の日本人に対するイメージ・先入観をどう受け止めるかという問題を扱いました。

先週に引き続いての公開ゼミでした。押村ゼミへ足を運んで頂いた2年生の皆さん、ありがとうございました!

投稿者 管理人
2010年10月17日00:02 [週刊押村ゼミ]


10/5 3年プレゼン<公開ゼミ>

4限:日本の外交アイデンティティ(戦前) 金子和康
5限:日本の外交アイデンティティ(戦後) 高倉由樹子

本日は日本の外交アイデンティティについて、戦前は歴史やハードパワーの面から、戦後はソフトパワーの面からそれぞれ発表を行いました。
歴史、安全保障、文化など様々な視点から議論をしましたが、重要なことは自国のアイデンティティに誇りを持つことだと感じました。

本日は公開ゼミ1日目ということで多くのの2年生の方に来ていただきました。ありがとうございます!
来週12日も公開ゼミを実施しますので、押村ゼミに興味のある方は是非お越しください!

投稿者 管理人
2010年10月 6日00:12 [週刊押村ゼミ]


9/28 ビデオ鑑賞

本日は、4限でキング牧師暗殺について、5限でネルソン・マンデラ大統領釈放についてのドキュメンタリービデオを鑑賞しました。

日本の歴史教科書ではあまり大きく扱われないこの二つの事件ですが、欧米では世界史に大きな影響を与えた事件とされているそうです。

投稿者 管理人
2010年10月 1日13:18 [週刊押村ゼミ]


2010 後期プレゼン日程

後期のプレゼン日程です。
みなさん頑張っていきましょう!

10月5日  <公開ゼミ>
 ・日本外交のID(戦前) 金子和康
 ・日本外交のID(現代) 高倉由樹子

10月12日 <公開ゼミ>
 ・外国人の日本人論 岩瀬千春
 ・英語の世界支配  中村岳

10月19日
 ・ジェンダーとID  古屋沙織
 ・EUとヨーロッパID 和田琢也

10月26日
 ・ユダヤ人のID 関ゆうゆ

11月9日
 ・クレオールのID 森田絵里奈

11月16日
 ・地方分権とID 間瀬口亜美

11月30日
 ・華僑、華人ID 片山美貴子

12月7日
 ・日本人の宗教観 根本さつき

12月14日
 ・旧ユーゴの民族紛争 新井晴香


投稿者 管理人
2010年9月20日12:12 [週刊押村ゼミ]


7/6 3年プレゼン

4限:国籍とアイデンティティ 
    グローバル化時代の国籍を考える  高倉由樹子


5限:移民難民のID  中村岳


グローバル化の進展や移民・難民の発生によって、国籍のアイデンティティは
どう変容するのか。
議論を通じ、必ずしも国籍アイデンティティを持たない人々が多くいるということが
分かりました。
国籍よりも自身の民族、宗教、言語といったものに
強いアイデンティティを抱く人々とどう渡り合うのかが、今後の
国際社会の課題となるでしょう。

投稿者 管理人
2010年7月 6日07:25 [週刊押村ゼミ]


6/29 3年プレゼン

4限:グローバル化の文化への影響 関根沙羅

5限:ナショナリズムの未来 ドイツの事例  関ゆうゆ

投稿者 管理人
2010年6月29日07:23 [週刊押村ゼミ]


6/22 3年プレゼン

4限:人種差別とその克服 ユダヤ人迫害についての考察  金子和康

5限:アフリカの部族主義  和田琢也


今回のテーマは人種アイデンティティでした。

人種差別がどのような背景のもと発生するか、その克服に向けて何が必要なのか。
永きに渡り差別の対象とされてきたユダヤ人を例として、そのアイデンティティを考察しました。

5限はアフリカの部族主義について議論しました。
何百という人種・部族が混在する上、西欧諸国により一方的に国境を引かれたアフリカ。
未だに「国家」という認識が薄く、部族主義が大きな影響を及ぼしています。
今後の発展のためには、アフリカ連合を初めとする地域共同体の整備が不可欠でしょう。

投稿者 管理人
2010年6月22日07:20 [週刊押村ゼミ]


6/15 3年プレゼン

4限:歴史教育とアイデンティティ 
    教科書の国際比較から日本の歴史教育を考える  片山美貴子

5限:日独戦後アイデンティティ比較  岩瀬千春


今回は「歴史認識」というキーワードから議論を進めました。

歴史教科書の内容を巡り、日本と中国、韓国との間で論争が絶えません。
4限ではその根源である歴史認識の相違を、日中間を例にとって考え、
今後の日本の歴史教育がどうあるべきかについて議論しました。

5限では日本とドイツの歴史認識を比較しました。
敗戦国からの復興という類似した経験を持つ日独間でも、
その歴史認識は異なっています。
軍事を諸悪の根源と考え忌避しようとした日本、一方で
戦争抑止のために自国軍を活用したドイツ。
この姿勢の違いが、現在の両国の歴史教育にも影響しているようです。

投稿者 管理人
2010年6月15日07:18 [週刊押村ゼミ]


6/8 3年プレゼン

4限:宗教とアイデンティティ アメリカ宗教とイスラムの姿  間瀬口亜美

5限:アジア的価値は存在するか? 存在するという視点から  榎本彩


数多くの紛争の火種となってきたキリスト教とイスラムの対立。
その考えの相違がどういったものなのか、それぞれの宗教のアイデンティティを比較しました。

5限では、「アジア的価値」は存在するという結論を得ました。
和合、礼節を重んじる価値観はアジアの各地で見られるものです。

投稿者 管理人
2010年6月 8日07:15 [週刊押村ゼミ]


6/1 ビデオ鑑賞&3年プレゼン

4限:ビデオ鑑賞

5限:多文化主義とは何か カナダの実例をもとに  新井晴香


4限では、外国からみた日本のアイデンティティをテーマとしたビデオを鑑賞しました。

投稿者 管理人
2010年6月 1日07:10 [週刊押村ゼミ]


5/25 3年プレゼン

4限:日本における他者 古屋沙織

5限:沖縄のアイデンティティ 根本さつき


3年生の初プレゼンにも関らず、二人とも内容の濃いプレゼンでした。
お疲れ様でした!

投稿者 管理人
2010年5月25日07:01 [週刊押村ゼミ]


2010 01/12 今年初ゼミ 今年度のまとめ

今日は2010に入って初めてのゼミでした!
去年無事に全員プレゼンを終えることが出来たので、今回は今年度学んできたアイデンティティの知識を活かし、価値観データブックを通して見る各国のアイデンティティについてディスカッションをしました。

「敵が攻めてきた場合、国のために戦いますか?」のように一つの質問を見てみても、それぞれの国の歴史的背景や考え方といったものが反映されていてなぜそうなるのか?と推測することが出来楽しかったです。意外な数字が出ることがあったり、似た数字になった国の共通点を探してみたりして、また新たなアイデンティティも発見できたのではないでしょうか。

お疲れ様でした!実は今まで少し(かなり)更新が滞っていたのですが一気にアップしたのでぜひチェックしてください。3年生の写真は色々な人に突っ込まれ続けようやく更新しました遅くて本当ごめんね朝子ちゃん・・・まだ更新できてない記事もいくつかあるので、もう少し待っててください(T_T)OBOG会の写真も今集めてもらっているのでもう少しお待ちください。よろしくお願いします。

投稿者 管理人
2010年1月14日15:27 [週刊押村ゼミ]


2009 12/22 ビデオ鑑賞&講義

今年最後のゼミでした。
日本敗戦後の中国、インド、ベトナムの独立運動に関するビデオを鑑賞し、そのあとは支倉壽子先生による講義でした☆
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終わったあとは、クリスマスパーティを来年のゼミ生を含めて新大久保でやりました!(^^)!
2年生のみなさん、楽しめましたか~?
クイズもあったり先生にサプライズでケーキを渡したりと盛りだくさんでしたね♪先生には今年たくさんお世話になりました。
来年もますますアイデンティティについて理解を深めていきましょう☆おつかれさまでした♪

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投稿者 管理人
2009年12月27日10:09 [週刊押村ゼミ]


2009 12/15 3年プレゼン&4年中間発表

4限
韓国、韓国人のアイデンティティ ‐ナショナリズム‐ 3年 李鍾碩
華僑・華人のアイデンティティー 3年 冨岡直央

5限
日系アメリカ人の苦悩と希望 4年 樺山香織先輩
カンパニリズモ(愛郷心)に見るイタリア人のアイデンティティー 4年 私市優治先輩


お疲れ様でした!
今回は3年生のプレゼンも2つあり、多くのことが学べた日でしたね。いろんな国や地域の話をアイデンティティと絡めて学ぶことが出来るのはこのゼミの特権ではないでしょうか(*^_^*)
来週はいよいよ今年最後のゼミです。がんばっていきましょう!

投稿者 管理人
2009年12月18日15:06 [週刊押村ゼミ]


2009 12/8 3年プレゼン&4年中間発表

4限
現代の日本ナショナリズム 3年 船越岳斗

5限
テレビが作る中国・韓国イメージ 4年 林智乃先輩
日本の国語課教育の行方 4年 田中亜理紗先輩

お疲れ様でした!
今回もみなさんそれぞれ内容が違い、充実したプレゼン発表でした☆
メディアや教育など、いろんな観点から学ぶことが出来るのがアイデンティティのおもしろいところですね。

投稿者 管理人
2009年12月10日14:43 [週刊押村ゼミ]


2009 12/1 3年プレゼン&4年中間発表

4限
ユダヤ人のアイデンティティ~アメリカのユダヤ人はなぜ優秀なのか~ 3年 佐藤杏里

5限
アウトローのアイデンティティと社会 4年 品川理佐先輩
クルド人のID 自由を求めるクルド人 4年 大浦洋平先輩


お疲れ様でした!今回もいろいろな分野のプレゼンでどれも興味深かったです。
アメリカのユダヤ人はなぜお金持ちなのか、アイデンティティという切り口で説明できるなんてびっくりしました。それぞれが持つアイデンティティには彼らが生きてきた背景やそれに基づいた考え方が反映されているのですね。

投稿者 管理人
2009年12月 3日14:34 [週刊押村ゼミ]


2009 11/17 3年プレゼン&4年中間発表

4限
台湾のアイデンティティ 3年落合朝子

5限
階級社会が作るイギリス人ID 4年 鈴木智恵先輩
チベット問題に関するプレゼン 4年 喜多川久美先輩


お疲れさまでした!
更新遅れてすみません・・・徐々にアップしていきます。

投稿者 管理人
2009年11月19日14:25 [週刊押村ゼミ]


2009 11/10 3年プレゼン&4年卒論中間発表

4限
クレオールのアイデンティティ  3年 鮎澤英子


5限
日本における外国人労働者  4年 大村麻里先輩
戦後日米関係における国際文化交流の働き  4年 市川心先輩


お疲れ様でした!
この日の4限は来年のパンフレット用の撮影がありました。はたしていい写真は撮れたのでしょうか・・?(*^_^*)パンフレットみるのが楽しみですね!
クレオールについて、自分で調べておいて言うのもなんですがアイデンティティについて考えるにはとても適した題材だなぁと実感しました。もっと詳しく知りたいです。
先輩の卒論の発表は大変興味深かったです。でも先生はやっぱり卒論の鬼なんだなぁ・・・と思いました。(笑)これからも大変だとは思いますが頑張ってください!

またおとといは来年のゼミ生の面接でした!今年は応募人数が多くてみなさん緊張したのではないでしょうか?私も見ていましたがみんなしっかりしていてびっくりしました(^u^)顔合わせで会えることを楽しみにしています♪お疲れ様でした!

投稿者 管理人
2009年11月16日11:31 [週刊押村ゼミ]


2009 10/27 3年プレゼン

4限
旧ユーゴスラヴィアのアイデンティティ  3年 小山内勇太

5限
西洋とイスラムの衝突  3年 三浦志文

お疲れ様でした!☆今回のプレゼンテーションは両方ともあまり身近に感じたことのないトピックだったので最初はなかなか難しかったですがわかりやすいプレゼンと先生のまとめでなんとか理解することができました。ユーゴスラヴィアの問題はアイデンティティの視点からみるとこともできるんですね。

また、5限のディスカッションの後、OGの先輩方がお話をしに来てくださいました。現在されているお仕事の内容や、3年生の気になる就活に対する疑問までいろいろ丁寧に答えてくださいました。本当にありがとうございました!
 

投稿者 管理人
2009年10月29日22:51 [週刊押村ゼミ]


2009 10/20 合同ゼミ

今日は早稲田大学政治経済学部・河野ゼミとの合同ゼミでした!

テーマは「定額給付金の予算を日本のより良い未来に使う方法は?」
目的は「ディスカッションを通してみんな仲良くなりましょう☆」


という感じで、お互いのプレゼンのあと、押村先生の講義、そして両方のゼミ生をまぜた3つの班にわかれてディスカッションを行いました。


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14代幹事私市先輩、輝いています☆
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それぞれの班の発表は独創的だったり、現実的で納得させられるものだったりととても興味深かったです。
普段のゼミではでないようなアイデアや発言がたくさんあっておもしろかったです!河野ゼミ、押村ゼミのみなさま本当にお疲れ様でした☆またこうやって集まる機会を作れたらいいですね(*^_^*)

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投稿者 管理人
2009年10月26日12:53 [週刊押村ゼミ]


10/13 3年プレゼン

4限
日本人の宗教観 3年 國藤陽子

5限
外国から見た日本 3年 柴田茉耶

お疲れさまでした!今回も先週に引き続き公開ゼミでしたが、たくさんの2年生が見学にきてくれました♪押村ゼミの雰囲気を伝わっていたら嬉しいです♪
今回のプレゼンも興味深いトピックで、わかりやすく理解することができました。お疲れさまです☆


そして来週は早稲田の河野ゼミとの合同ゼミなので、がんばっていきましょう!

投稿者 管理人
2009年10月15日19:20 [週刊押村ゼミ]


2009 10/6 3年プレゼン

日本外交のアイデンティティ 3年 柏原圭吾
英語の世界支配 3年 大澤千紘

お疲れ様でした!後期初めのプレゼンが公開ゼミの日であったこともあって、緊張したと思いますがどうでしたか?
レジュメもしっかりまとまっていて読みやすかったです♪

来週も引き続き公開ゼミなので、がんばっていきましょう☆

投稿者 管理人
2009年10月 7日12:37 [週刊押村ゼミ]


2009 9/29 諸連絡

後期はじめてのゼミでした♪

今回は3年生が後期に行うプレゼンのテーマや順番を決めたり、オープンゼミやゼミガイダンスの詳細を確認したり、合同ゼミのテーマを決めたりしました。
5限には先生によるドイツについてのお話を聞いたりしました。
「私が大学生だった頃は、どいつもこいつもドイツ語を勉強していて・・・・」
という先生の名言が、非常に印象に残りました☆

後期がはじまり、3年生はプレゼンや合同ゼミ、4年生の先輩方は卒論の制作で大変になるとは思いますが、がんばっていきましょう~!


いよいよ今週の土曜日はゼミガイダンスです!お菓子を用意してみなさんがきてくれることをお待ちしています~!

投稿者 管理人
2009年9月30日20:16 [週刊押村ゼミ]


2009 7/14 3年&4年プレゼン

4限
「日独の戦後アイデンティティ」 3年 柴田茉耶
「日本人と人種偏見」 3年 鮎澤英子

5限
「多文化主義」 3年 李鍾碩
「アメリカ人のアイデンティティ」 4年 樺山香織先輩

発表したみなさんおつかれさまでした!
今回は前期のゼミの最終日でした。4つプレゼンがありましたが、自分のプレゼンはさておきどのプレゼンも内容が濃く、充実したものばかりでした!

夏休みのゼミ合宿のプレゼン、後期のプレゼンとまたがんばっていきましょう☆

投稿者 管理人
2009年7月16日10:13 [週刊押村ゼミ]


2009 6/30 3年プレゼン

4限
「アジア的価値は存在するか」  3年 佐藤杏理
「沖縄のアイデンティティ」  3年 後明悠子

5限
「歴史教育と国家アイデンティティ 自国史教育の国際比較」  3年 柏原圭吾


みなさんお疲れさまでした!
今回もどのプレゼンもよくまとまっていて、先生もおっしゃっていたようにレジュメもとても見やすかったです。
アジアの価値観や沖縄のアイデンティティについてでは、日本の問題なのに知らないことがいくつかあり、自分の問題意識の低さを反省しました。。
また、歴史教育の比較では、国ごとの教育内容の違いに驚きました。偏りのない歴史教育をするには一体どうすればいいのか、日本の歴史教育の問題点とは何かなど、考えさせられる内容でした。


お疲れさまでした!いよいよ来週は横浜に遠足です~☆

投稿者 管理人
2009年7月 1日20:55 [週刊押村ゼミ]


2009 6/23 3年&4年プレゼン

4限
「言葉と国家」  3年 國藤陽子
「国籍とアイデンティティー」  3年 船越岳斗

5限
「国境とは何か -地図上の線とそれを超える人々-」  4年 品川理佐先輩

発表したみなさん、お疲れさまでした!
今回もアイデンティティをいろんな切り口から学ぶことができ、どのプレゼンもわかりやすかったです。
5限には、留学生がゼミに来たので、彼女を交えたディスカッションを行いました。
彼女の話もとても興味深く、プレゼンの内容にもつながる部分が多く考えさせられました。
また、押村先生とゼミ生のみなさんの英語が流暢で思わず聞き入ってしまいました。笑

お疲れさまでした☆

投稿者 管理人
2009年7月 1日20:25 [週刊押村ゼミ]


2009 6/16 3年プレゼン

4限

「ハワイ日系移民のアイデンティティ」  3年 小山内勇太
「日本の中の他者」  3年 大澤千紘

5限

「移民・難民のアイデンティティ」  3年 冨岡 直央


みなさんお疲れ様でした♪
今回は移民や在日の人々についてのプレゼンだったため、ディスカッションも「そういった人々と同じ立場であったら自分はどうするか?」というように、想像力を使うものでした。
彼らを単に"others"とせず、自分の立場に置き換えて考えることがアイデンティティを勉強する際には大切なのですね。

また、国籍に関して「もしアメリカ国籍をもらえるとしたら、あなたは日本国籍は捨てますか?」という先生の問いに、ほぼ全員がNOだったことが意外でした。 私は日本以外の国籍がほしいです(笑)


お疲れ様でした!来週もがんばりましょう☆

投稿者 管理人
2009年6月21日14:51 [週刊押村ゼミ]


2009 6/9 3年&4年プレゼン

4限
「部族間の闘争」  3年 落合朝子
「宗教アイデンティティ -キリスト教と武力-」  3年 三浦志文

5限
「ジェンダーとアイデンティティ」  4年 鈴木智恵先輩

みなさんお疲れ様でした!どの発表も興味深く、よく調べられていてわかりやすかったです。
個人的にキリスト教のことについて無知な部分が多かったので、「愛と平和を重んじるキリスト教がなぜ過去に戦争を起こしたのか?」という疑問が解消できてすっきりしました。

また、今日は遠足・前期納会の日程と夏合宿の場所を確定しました!
ちなみに遠足の日はわたしの誕生日です~(^v^)


また、今週の土日のプレゼン合宿の様子もアップするのでぜひ見てみてくださいね。

投稿者 管理人
2009年6月 9日23:11 [週刊押村ゼミ]


2009 6/2 押村先生講義

今回のゼミでは、4限5限を通してマイノリティのIDについての講義・ディスカッションを行いました。

マイノリティと一言でいっても、カナダやアメリカ、さらには日本など地域もさまざまで、またマイノリティの種類も人種や言語であったり、たくさんのかたちがあることに改めて気付かされました。


お疲れ様でした!
今週の土日はいよいよプレゼン合宿です。3年生は初めてでちょっと緊張しますが、がんばっていきましょう☆

投稿者 管理人
2009年6月 2日23:44 [週刊押村ゼミ]


2009 5/26 押村先生講義

今日の4限は東アジア共通のアイデンティティとは何かについての講義で、5限では6月9日から始まる3年生のプレゼンのテーマ決めを行いました!
東アジアについてのお話は、政治学科の私としてはオリエンテーションキャンプで少しふれた話題だったので久しぶりにまた考え直すことができました。

いよいよ3年生のプレゼン発表が近づいてきました。がんばっていきましょう☆

投稿者 管理人
2009年6月 2日23:31 [週刊押村ゼミ]


2009 5/12 押村先生講義

今回のゼミは押村先生の出張とゴールデンウィークをはさんだので、2週間ぶりの先生による講義でした!

4限は紛争問題とIDについての講義、5限はアイルランドについてのビデオ観賞をしました。


アイルランドの問題は、私たちが想像するような「紛争」ではないものの、歴史や宗教を含んだ様々な問題点を垣間見ることができ興味深かったです。対立する国や地域を減らすことは難しいですが、もっと関心を持って学んでいこうと思えるテーマでした。

お疲れ様でした♪

投稿者 管理人
2009年5月21日20:43 [週刊押村ゼミ]


2009 4/28 デモプレゼンandディスカッション

今日は押村先生が出張で不在だったので、4、5限とも3、4年生で集まりました。
4限は大浦先輩のお手本プレゼン「英語の世界支配」と、ディスカッション「日本の英語教育について」
5限は「労働移民の受け入れの是非」と「死刑制度の是非」についてディスカッションを行いました。

プレゼン、ディスカッション共に内容が濃く、考えさせられることがたくさんありました。
そして個人的にディスカッションでタイミングよく発言することの難しさを改めて感じました。。

お疲れ様でした!地図もだんだん項目が増えてきたかな?と思うのでぜひ見てみてください!

投稿者 管理人
2009年4月30日16:40 [週刊押村ゼミ] | コメント (0)


2009.4.21 押村先生講義

前回のゼミでは係の確認や合宿の日程の決定、自己紹介などをしたので、今日は3年生にとっては初めての、先生によるIDの講義でした。

4限は3年生だけでIDとは何かを学び、5限は4年生の先輩と一緒に日本とアメリカの関係性についてディスカッションを交えながら考えました。

IDは政治学原論で少し学んだのですが、今日のゼミでとても奥が広い問題だということを再認識しました。また、3年生も積極的に発言していたのが印象的でした。

お疲れ様でした!世界踏破地図もこれから順々にアップしていきたいので、ご協力おねがいします☆

投稿者 管理人
2009年4月21日21:07 [週刊押村ゼミ] | コメント (0) | トラックバック (0)


2008 12/9 3年&4年プレゼン

☆本日のプレゼン☆

・「華僑・華人のID」 3年 樺山香織
・「日本の新聞とナショナリズム ~近代国家形成過程における新聞の役割~」
 4年 鍋島孝夫
・「グローバル化社会を生きる子どものアイデンティティ ―インドにおける児童労働問題への一考察―」
 4年 山口織枝

華人ネットワークとどう付き合っていくかが、日本の今後の課題となりそうですね。

今日で全てのプレゼンが終了しました!!
みなさん、お疲れ様でした☆

投稿者 管理人
2008年12月 9日23:13 [週刊押村ゼミ]


2008 12/2 3年&4年プレゼン

☆本日のプレゼン☆

・「沖縄のID」 3年 鈴木智恵
・「東ティモールの国民同士の和解~受容真実和解委員会の成功と失敗を探る~」
 4年 當舎小百合

お疲れ様でした!

今年の文明間対話の議題が決定しました。

「東京裁判は戦勝者の復讐か否か」

どんなディベートになるのか楽しみですね。

投稿者 管理人
2008年12月 2日22:25 [週刊押村ゼミ]


2008 11/25 3年&4年プレゼン

☆本日のプレゼン☆

・「オーストラリアのアイデンティティ」 3年 橋本真奈
・「E・W・サイードのアイデンティティ」 4年 河田光一郎

差別だと意識することが新たに差別を生んだりすることも
あるのですね。

難しいですね・・・

投稿者 管理人
2008年11月25日22:37 [週刊押村ゼミ]


2008 11/18 3年&4年プレゼン

☆本日のプレゼン☆

・「アメリカ・ユダヤのパワー」 3年 大村麻里
・「日本人のフィランソロピーにおける価値観 ―日本人にあった社会貢献の展望―」
 4年 山岡玲子
・「カースト制度は肯定されるべきか」 4年 森本芽衣

昔から差別を受け続けてきたことが、ユダヤ人の原動力であり、成功の源となっているのですね。

ユダヤ人の人はそのことをどう思っているのでしょうか・・・

お疲れ様でした☆

投稿者 管理人
2008年11月18日22:48 [週刊押村ゼミ]


2008 11/11 3年&4年プレゼン

☆本日のプレゼン☆

・「日本とドイツの戦後比較」 3年 田中亜理紗
・「”歴史問題”にみる日中のアイデンティティ」 4年 橋本弘美
・「国連ミレニアム開発目標の貧困削減に果たす日本の役割」 4年 伊藤友美

日中関係については、中国の方が日本より楽観的なのですね・・・
知りませんでした!

投稿者 管理人
2008年11月12日00:41 [週刊押村ゼミ]


2008 10/28 4年プレゼン

☆本日のプレゼン☆

・「日本の小学校における多文化共生について」 4年 松枝望
・「ブラジルにおける日系移民アイデンティティの変容」 4年 佐原共

独創的なテーマですね・・・
聞いていてとても勉強になりました!

投稿者 管理人
2008年10月29日00:51 [週刊押村ゼミ]


2008 10/21 3年プレゼン

★本日のプレゼン★

・「ユーゴスラビアの民族紛争」 3年 品川理佐
・「西洋とイスラムの衝突」 3年 私市優治

元の人種はほとんど同じはずなのに、後から差異がつくられることによって
同じ人種間で紛争に発展してしまったりするのは
悲しいことですね。

お疲れ様でした☆

投稿者 管理人
2008年10月22日00:56 [週刊押村ゼミ]


2008 10/14 3年プレゼン(オープンゼミ2日目)

久々の週刊押村ゼミ更新です。


先週との2回とも予想を大幅に上回る2年生の見学者数に驚きました。見学に来てくれた2年生、ありがとう!!


4限「東アジア共同体 -東アジアの共生に向けて-」 藤田有希

5限「台湾人のID」 林智乃


今週は2時間ともアジア中心のトピック。


前者は「いかに東アジアの人々がWe意識を持つか」といったアイデンティティ分野にもかかわる問題で、今年度だけでなく来年度以降のゼミにおいても議論されていく問題だと思います。


後者は台湾をめぐる問題。概していえば「「One China Policy」の背景にはいったい何があるのか?」といったトピックがディスカッションの中心になった時間でした。


両者とも狭い視点だけでなく広い視点を要する問題で、結論というよりある程度の合意点に達したというほうが正しいディスカッションでした。

投稿者 管理人
2008年10月15日23:19 [週刊押村ゼミ]


2008 7/15 遠足

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7月15日に代々木公園のモスクへ遠足に行ってきました。

日本では一番大きなモスクだそうです。


すごくきれいで、神聖な場所でした。

天井のシャンデリアまで文字の形をしていました!!

お疲れ様でした☆


モスク

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投稿者 管理人
2008年7月30日18:02 [週刊押村ゼミ]


2008 6/10 3年プレゼン

今回は初の3年生のプレゼンでした。


4限 『アフリカの民族衝突』 橋本真奈

5限 『日本人と人種偏見』 林智乃


日本は表面に出てくるような大きな民族衝突や人種偏見は少ないけれど
世界を見渡してみると、むしろ日本のような国の方が珍しいくらいで、
日本という国の特殊さをつくづく感じました。。。

そんな問題が身近にない分、世界の問題を理解するために、日本人は外国の人よりも
もっと勉強しないといけないですね!

投稿者 管理人
2008年6月16日01:32 [週刊押村ゼミ]


2007 12/4 ビデオ&4年プレゼン⑧

4限 『ビデオ鑑賞』

ユーゴ紛争におけるメディア力のすごさについてのビデオでした。
紛争も情報戦なのですね。また、紛争解決がいかに難しいかもわかりました。
情報コンサルタントなんてのが出てきましたが・・・就職先にいかがでしょうか?

5限 『戦後オーストリア・アイデンティティ』 渡辺 亜希子

   『アメリカと人種 -アフリカ系アメリカ人IDの諸相-』 井出 梢

ドイツとオーストリア
この二つの国で過去への向き合い方が、かなり違うものですね。
興味深い。

黒人は人類にとって永遠のテーマになるのでしょうか。
F1・フットボール・政治でも黒人の方の活躍が目立ちますが、彼らも彼らなりに黒人のIDを持っているのでしょうか?

投稿者 管理人
2007年12月17日13:06 [週刊押村ゼミ] | コメント (1)


2007 11/27 4年プレゼン⑦

4限 『オランダ移民政策に見る「自由と寛容」の精神』 吉武 真季

   『トルコの世俗主義とイスラーム主義勢力』 大石 藍

5限 『アフリカン・アメリカンのアイデンティティ』 李 晃大

    『スペインらしさとは何か~その民族のこころに迫る~』  北澤 里佳

お疲れさまでした。
この日は、トルコVSスペインの代理戦争が起きてましたね~。
トルコではケマルアタチュルクの肖像画が、至るところにあるそうです。
自由なオランダ良いですね~、うちのゼミにも一名オランダ移住希望者がいますけど…
李さんでしゃばってすいませんでしたー。鹿島優勝おめでとうございます。

投稿者 管理人
2007年12月17日12:53 [週刊押村ゼミ] | コメント (1)


2007 11/20 3年プレゼン⑥

4限 『外国人の日本人論』 森本 芽衣

5限 『日本人の境界』 伊藤 友美


森本さんは日本人の見方の変容過程をわかりやすく解説してくれました。
伊藤さんは、改めて「日本人」が曖昧なものかを再確認させてくれました。
お疲れ様でした。

投稿者 管理人
2007年12月17日12:47 [週刊押村ゼミ] | コメント (1)


2007 11/13 3年&4年プレゼン⑤

4限 『旧ユーゴスラヴィア内戦の勃発・拡大・長期化の諸原因についての考察』 富舎 小百合

5限 『沖縄アイデンティティ』 松本 洋子

    『明治の日本人』 森本 絵美

お疲れ様でした。
書き込み式のレジュメっていいですね~。
今度やってみようかな。

投稿者 管理人
2007年11月19日12:56 [週刊押村ゼミ] | コメント (1)


2007 10/30 3年&4年プレゼン④

今日は4限は3年発表 5限は4年の発表でした。その後は飲み会へ~

4限 『西洋から見たイスラム イスラムから見た西洋』 河田 光一郎

お粗末さまでした。ディスカッション発言感謝です。これからも精進して参ります。


5限 『永世中立国スイスのアイデンティティ』 村越 絵理子

    『戦後台湾アイデンティティの模索』 四十崎 力

先輩方の発表は参考になります。ホントに。落ち着いてますよね。

ゼミ終了後、飲み会へ~

個室でブラジル料理(?)を美味しく楽しくいただきました。
店員さんもユニークで気の利く方でした。
先生からも「ここちょうどいいね」とお墨付きを頂き、気に入られた様子でした。
玲ちゃんナイスチョイスです。お店を外さないところがすごいです。センスが光ります。
飲み会幹事お疲れ様!


押村先生 今日のお言葉

「恋愛は地獄か…?」

(飲み会の席にて)

先生はお酒が入るとこんなことについても話して下さいます。


番外編: 四十崎 語録

「私が言いたいことは……今、台湾はアツい!!…ということです。」

(プレゼン発表中の四十崎さんの発言)

な、なるほど!


投稿者 管理人
2007年11月 2日03:21 [週刊押村ゼミ] | コメント (5)


2007 10/23 3年プレゼン③

先生がゼミに来ることができたからか、今日も議論が続きましたね。

4限 『ユダヤ人アイデンティティー』 佐原 共

どーでもいいことですが
私がスウェーデンで会ったユダヤ人も会社経営してましたね。恐るべしユダヤ人。
イヌエットの女性の方(たぶんユダヤ教徒でない)と結婚してました。リベラルな雰囲気の方でした。

5限 『華僑・華人のアイデンティティ』 山岡 玲子

反骨精神というか、やはりガッツが重要ですよね。
日本人も「汗をかいて」生きていきたいものです。

さてさて次回は飲み会が開かれます。楽しみです。

投稿者 管理人
2007年10月28日00:17 [週刊押村ゼミ] | コメント (1)


2007 10/16 3年プレゼン②(公開ゼミ)

本日は公開ゼミでした。

それも手伝ってか、本日のプレゼン&ディスカッションは密度の濃いものとなりました。

4限 『日本外交のアイデンティティ』 橋本 弘美

いや~「プレゼンテーション」のお手本みたいでしたね。
やっぱり彼女の中には…未来の最先端技術が詰まっているのでしょうか?(笑)
日本の外交の軸=「日米同盟」+「国際協調」+「アジア諸国重視」+「自由と繁栄の弧」=ほぼ地球?
いや~日本は守備範囲が広いですな(平泉成風)

5限 『日独戦後比較』 鍋島 孝夫

「日本とドイツを比べよう」なんて発言していた自分が恥ずかしいです。
180度考えが変わりましたね。
ドイツとの比較よりも、ドイツ人の心構えを見習わないといけません。

「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になります。
非人間的な行為を心に刻もうとしない者は,またそうした危機に陥りやすいのです。」
(ヴァイツゼッカー『荒れ野の40年』岩波書店)

良い言葉ですね~

投稿者 管理人
2007年10月17日03:48 [週刊押村ゼミ] | コメント (4)


2007 10/9 3年プレゼン①

本日は3年によるプレゼンでした。

『言葉と国家』 山口 織枝

私も「国語」っていう時間割に疑問を持ったことがありますね。
国語=National Languageが直訳なわけですが、外人はこんな単語めったに使わないわけです。
Can you speak your national language?なんて文聞いたことがない。
スイス人は仏・独・伊と話す人がいるわけですから、「国語」なんて概念はない。
日本人の言語IDには島国という要因はすごく影響しているわけです。

『国境とアイデンティティ』 松枝 望

相変わらず、ファンタジーあふれる質問でした。
「国境ってどうやって見分けるんでしょうか?」→「山とか、川ですか?」→「地図です」
まぁ、そりゃそうでしょうけども…

押村先生 今日のお言葉

「田舎って鍵かけないんでしょ? そうでしょ?」

内輪ネタで申し訳ない…が、爆笑でした。

投稿者 管理人
2007年10月 9日01:23 [週刊押村ゼミ] | コメント (3)


2007 10/2 押村先生講義

今日は押村先生自らがお話して下さいました。

4限「貧しい国と豊かな国の分断」

紛争での死亡者数=2000万人
貧困での死亡者数=2億7000万人

何を解決するべきか?何を大学で学ぶべきか?考えちゃいますねぇ・・・

映画『ダーウィンの悪夢』(2004)は貧困&グローバリゼーションを扱った内容のお話です。
    興味のある方は一度見てみてはいかがでしょうか?


5限「信頼を醸成するには―平和と共存への社会学的アプローチ―」

戦争はなくとも、相互不信が増幅している現在。
偏見・メディア・ステレオタイプがその主要な要因となっています。
信頼を増やすには、我々はどうすべきか?

さてさて、来週はいよいよ、発表開始です。気張っていきましょう~。

投稿者 管理人
2007年10月 3日19:36 [週刊押村ゼミ] | コメント (1)


2007 9/25 諸連絡

後期最初の押村ゼミはまったりとスタートしました。

まず、サプライズゲストとして第8期ゼミ幹事 岡田良さんを迎え
近況などをお伺いしました。
岡田さんの留学経験は、留学志望の方には大変参考になったのではないでしょうか。
人生は長いです。いろいろできますよね。

さて、今日は以下のことに時間を費やしました。

・今後の日程の確認
・文明間対話について
・OB・OG会について
・その他雑談

 
 
押村先生今日のお言葉

「3年生は、企業に行かなそうだねぇ」

(4年ゼミ生と比較して、3年ゼミ生の進路についてコメントする先生)

ちょっとうろ覚えですが・・・こんなニュアンスでしょうか?
一同に衝撃&爆笑でした。
同感です。

投稿者 管理人
2007年9月26日00:04 [週刊押村ゼミ] | コメント (1)


2007 7/10 遠足

前期最終日、ゼミのみんなで「江戸深川資料館」へ行きました。

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お疲れ様でした~ テストがんばりましょう!
よい夏休みを!!

投稿者 管理人
2007年7月13日16:00 [週刊押村ゼミ] [イベント] | コメント (5)


2007 7/3 特別ゲスト!&テーマ決定

今日はテーマ決定and特別講演(?)

3限:テーマ決定については別の枠で書きます。
   李さんわざわざありがとうございました。

4限:特別講演について

押村先生のお知り合いのロシア人留学生を招いてくださり、
IDはもちろんのこと、ロシア、日本人観についてなどのお話を伺いました

個人的感想としては、ロシア人の方と初めて接する機会でしたのでとても良い経験でした。
都会から離れて暮らしていた方だからか、とても柔和な印象の方でしたね。
みなさんはいかがでしたでしょうか?

投稿者 管理人
2007年7月 5日09:48 [週刊押村ゼミ] | コメント (1)


2007 6/26 プレゼン報告最終回

プレゼン報告5回目

プレゼン報告も今日で最終回。

グローバル化と文化的IDの関係presented by おってぃ

Think globally, act locally. はマーケティングの授業でも出てきた覚えがあります。
いろいろ応用できるかも・・・?

よーめい presentsアメリカにおけるエスニシティー

坩堝→サラダボウル→?
次は何でしょう?


押村先生今日のお言葉

「移民にも“品格”があれば…」

(受け入れられる側の移民について言及された先生)

「国家の品格」「男の品格」「女性の品格」「ハケンの品格」とか流行ってますから…
なんか「移民の品格」で、本とか書けそうです。

投稿者 管理人
2007年7月 2日00:47 [週刊押村ゼミ] | コメント (2)


2007 6/19 プレゼン報告4回目

プレゼン報告4回目

いや~この日がとうとう来ました。来ちゃいましたよ~。あー
 
 
 
はっしー presents  「歴史教育に見る日中のアイデンティティ

誰が教科書を書くべきか…?深い。
神様とかが書くべきなのかな?もしくは宇宙人?
そもそも教科書はいらない!?
 
 
人種とは何かを問う」 presented by 河田

私の言いたいことは『娘に語る人種差別』と
映画『クラッシュ』を見れば全て出てきます。
最後にhumorが世界を救うかも知れません。
「世界の日本人ジョーク集」(早坂 隆・中公新書ラクレ・2006)でhumorを鍛えましょう。


番外編:はっしー語録

「プレゼン中、私以外はみんな敵だから!」

(プレゼン当日、抱負を語るはっしー)

敵……。(笑)

投稿者 管理人
2007年6月21日03:44 [週刊押村ゼミ] | コメント (3)


2007 6/12 プレゼン報告3回目

プレゼン報告3回目、報告プレゼンもいよいよ中盤です。

今日は…

のん presents日本におけるナショナリズム

藤原正彦さんの本、有名な「国家の品格」でもパトリオティズムが書いてありましたね。
日本はパトリオティズムとナショナリズムが曖昧な国なのかもしれませんね。



アフリカにおける民族紛争の原因に対する一考察」 presented by とーしゃ

高校の世界史の授業では部族対立の背景まで教えるところは少ないですよね。
宗主国が様々に策謀を巡らせているわけですね。


 
番外編:おってぃー語録

「周りから気持ち悪いと言われるぐらい仲の良いゼミになりたい」

(おってぃーのゼミパトリオティズム暴発!)

なるほど。(笑) みなさん、いかがでしょうか?

投稿者 管理人
2007年6月21日03:16 [週刊押村ゼミ] | コメント (2)


2007 6/5 プレゼン報告2回目

まずは、4年生の皆様、就活お疲れ様でした&おめでとうございます。

3年生の中には、希望をもらえた人もいるのではないでしょうか?
管理人は、しこたまいただきましたよ。

これからは4限に来ていただけると3年生としてもうれしいです。

さて、プレゼン報告2回目、今日のプレゼンは…

「在日コリアンのアイデンティティ」 presented by れいちゃん

参考文献の映画
『GO』は『セカチュー』でも有名な今をときめく行定監督。評価も高いようです。クラブで落語を聞いてるシーンが印象的でした。
もうひとつの『パッチギ』は監督のキャラがキャラなので、バッシングされたりしていますが…

あれ?これって映画評…?
まあ、管理人の特権ということで、「品位・品格」は気にしつつ、「更新回数」を盾にして、やりたい放題やっていきますw

 
「国籍とアイデンティティ」 presentede by めいめい

めいめいが、もがいていたのが印象的でした。
国籍は世界基準がないんですね。
ISO規格みたいなの作ったらどうなんですかね。主権侵害ですかね。愚見ですが…

総じて…
割とテーマの内容が重複していたようで、難しかったみたいですが…
ナイスプレゼンだったのではないでしょうか!
 
 
 
押村先生の今日のお言葉

「2つの渦が1つになる。」

(4年生の就活が終わり、3年と4年が一緒にゼミに打ち込めることを例えて)

先生のさりげない比喩に感嘆しました。
このような比喩がパッと出てくるなんて、すごい!っと思ったのは自分だけでしょうか?あれっ?
村上春樹みたいです。
こういうことが、とっさにさらっと言える大人になりたいものです。

投稿者 管理人
2007年6月 7日08:32 [週刊押村ゼミ] | コメント (1)


2007 5/29 プレゼン報告1回目

プレゼン報告1回目

佐原 共 presents沖縄のアイデンティティ」

同じ「日本」でも歴史も文化も全く違いますね。IDも違うのも当然だと感じました。
それにしても憲法不在の時代があったなんて…驚きです。

鍋島 孝夫 presents 「東アジア共同体への道」
日中韓が経済だけでなく、政治面でも交流が深まる日は来るのでしょうか?
まずは、少しづつ歩み寄ることが大事ですね。

なにはともあれ、二人ともお疲れ様でした。


 

押村先生今日のお言葉

「いや~、こんな分厚い本なんですよ。」

(本を紹介する際、分厚さを強調する先生)

思想史からカウントして計3回…。特に意味はないですが、個人的に気になりました(笑)

投稿者 管理人
2007年5月31日01:08 [週刊押村ゼミ] | コメント (2)


2007 5/22 DVD鑑賞

今日はIDに関するDVD鑑賞でした。

日本のID形成とIDの衝突に関するもので
昔の日本についての貴重な資料や紛争・虐殺の映像など感慨深いものがありました。

個人的には、普通の服を着ている人たちがいきなり手りゅう弾で戦車を爆破したのが印象的でした。
みなさんはどうでしたでしょうか?

まあ、いずれにせよ、日本人はとても幸せです。

なんか初めてまともなブログを書いたような気が…

投稿者 管理人
2007年5月28日04:21 [週刊押村ゼミ] | コメント (2)


2007 5/15 論文要約・プレゼン

今回は論文要約でした~。

で、そのあとは李さんのプレゼンでした。
「アフリカ系アメリカ人のID」ということで、公民権運動に着目した内容でした。
ご苦労様でした~。

プレゼン合宿を控え3年生は落ち着かない様子(?)でした。
管理人もテーマのことについて、家でのたうち回るぐらい悩んでましたね…


 
 
押村先生の今日のお言葉

「飲みニケーション」

(お酒はコミュニケーションを活発にするという意味)

確かに社会に出ると飲めることが大事な時がありますよね。

投稿者 管理人
2007年5月28日04:03 [週刊押村ゼミ] | コメント (1)


2007 5/8 レクチャー&飲み

今回の主題は「日本のID」です。

やはり日本人は曖昧・雑多・実利的な側面を持つ民族なのでしょうか?

そんなことを考えさせられた内容でした。

次回は割り振られた論文を各自要約です。

その後はみんなで飲み会&押村先生誕生日のお祝いです。
おめでとうございます!!

四十崎さん&村越さんもおめでとうございます!

良いお店でした~。れいちゃん感謝です。

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投稿者 管理人
2007年5月28日03:40 [週刊押村ゼミ] | コメント (3)


2007 5/1 レクチャー

久しぶりの更新ですが、何事もなかったかのように更新です。

今回はIDは衝突するかというテーマでした。

IDの衝突の種類や解決法などについての講義で専門用語が多かったですね。

衝突にはdiscourseが大きな要因になりうる様です。
 
 
 
 
押村先生の今日のお言葉


チェチェン問題をチェチェンプイプイと解決できたらいいのですが…

(チェチェンとチチンプイプイ、夢のコラボ)

不意打ちでした(笑)

投稿者 管理人
2007年5月28日03:27 [週刊押村ゼミ] | コメント (0)


2007 4/24 レクチャー

本日(ちょっと前)は二回目です

今日は私たち新3年生がこれから勉強していく、IDについて先生の講義がありました。

詳しくはここで説明しませんが、グローバリゼーションが続くこの世の中で
アイデンティティが重要なのはよ~くわかりました。

5限から先輩方も合流し、ディスカッションへ。

話が途切れないディスカッションでした。


押村先生の今日のお言葉

ハンチントントンチンカンなことを言っていて…」

(『文明の衝突』の著者サミュエルPハンチントンを話題に出して)

これは他の授業でもよく使いますよね。
ハンチントン好きな人いたら、先生のユーモアなので気を悪くしないでください。

投稿者 管理人
2007年4月29日01:15 [週刊押村ゼミ] | コメント (3)


2007 4/17 自己紹介

今日(だいぶ前)はゼミ初日でした。

まず、先生とそれぞれの係りの確認や、これからのゼミの予定などについて話し合い。

それから先輩方が合流し、自己紹介をし直しました~。

そして最後に「ナショナリズムにとって少子化が進むと困るんだよ。」って
押村先生がおっしゃるもんだから軽くディスカッションタイムへ…

う~ん、あんまり記憶がないので今日はここまで。

次回からはちゃんと仕事します。すいません、こんな管理人で。


押村先生の今日のお言葉


「鍋島君がナベシなら、ぼくはオシムってことでしょ?」

(新ゼミ生のあだ名の話題にて)

流石です、先生。
ぼくはそんな先生を選んでよかったと感じています。


投稿者 管理人
2007年4月18日00:53 [週刊押村ゼミ] | コメント (2)