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2011/09/27 ゼミ内容

こんにちは。
ブログ担当の音石です。

今日から2011年度押村ゼミの後期がスタートしました。
顔を合わせるのが合宿以来だったりそれ以上ぶりだったりの人もいて、また新鮮な心境で始まりました。

まずは3年生だけで、合宿に来れなかった人達の卒論報告を行いました。
合宿の時よりも意見交換が活発だったようで、後期の始まりとしては上々だったのではないでしょうか。

特に日本の地方アイデンティティの議題になったときには、やはりそれぞれが抱く思うことがあったのか、とても興味深い意見が多く出たように思いました。
「地方分権」という言葉は聞こえは良いかもしれませんが、その実情には多くの課題があります。
中央集権型から地方分権型に移行するにしても、果たして「我こそが地方を担うんだ!」という人材は若年層に存在するのか?
そもそも地方の都市化で、「地方アイデンティティ」というものは消えゆくのではないか?
地方出身者の私としては心に刺さる発言が多かったのですが、避けては通れないのも事実です。
「地方アイデンティティ」をいかに築くのか、イタリアなどの成功例も参考にしながら研究を進められればと思います。

押村ゼミでは日頃グローバルな内容の議題が上がることが多いのですが、今回は逆にローカルな内容だったので、そういう意味でも刺激的なディスカッションでした。

その後事務連絡を経て、4年生も交えて押村先生による講義が行われました。
この日のテーマは「コスモポリタニズム」について。
コスモポリタニズムとは、国と国という「境」に縛られず、人類を「地球市民」と捉える概念のことです。
コスモポリタニズムは、人や情報の行き来が活発となり、世界中の文化や言語が流入して国境が無くなりつつある今日において、ホットなトピックとなっています。
この概念は「人類みな兄弟!」という言葉にもあるように、心情的には恐らく人類皆が持っているでしょう。
しかしながら、実際には自分の所属するコミュニティー、言わば国内を優先してその中で助け合っている、所謂「倫理的ジレンマ」に陥っているのが現状です。

ここで1つ、強烈な問いを投げかけたいと思います。
「何でアフリカの方が悲惨な現状なのに、どうして我々日本人は被災した東北の人を助けるのか?」
この記事を読んでいる皆さんは、この問いにどのように答えられるのでしょうか。
「日本人だから」
それに尽きると思います。
ではなぜアフリカの人達を助けないのか?
アフリカ人じゃないから?
そこに疑問を投げかけたのが、コスモポリタニズム的視点なのです。
「一国の人がその国の貧しい人にだけ支援する」というのは、グローバル化した時代において、考えなおす必要があるのかもしれません。
別の国の深刻な実情に対して、「そこに我々はどの程度関与しているのか?」というコスモポリタニズム的な視点を持ち、国を越えた義務、言わば「責任の連鎖」ということを考えていかなければならない時代に来ているのかもしれません。

前述したように、我々日本人は3.11を経て、一層「内向き志向」が強まりつつあります。
このような時だからこそ、内向き志向に一石を投じる意味でも、コスモポリタニズムに触れることはきっと大切です。

以上で今週のゼミ内容を終わります。
後期からもより良いブログを更新できるよう努力・改善して参りますので、読者の皆様にはより一層のご愛顧をよろしくお願いいたします。

押村ゼミ生一同。

そしゃ

投稿者 管理人
2011年10月 4日00:32 [週刊押村ゼミ]