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2011/6/28 3年生プレゼンテーション(5)


こんにちは。
ブログ担当の音石です。
今回が5週に渡るプレゼンテーションの最終週となります。

1.堤友里絵さん 「グローバル化の各国文化への影響」

グローバリゼーションにおいて文化とはとても大切なものでした。
文化自体が人々の人生をどれだけ意義深いものにするかの指標だとしたら、文化がグローバリゼーションによって受ける影響を見ていくことは重要であり、グローバル化に関しても何かしら分かってくることがありました。
しかしそれは決して必ず良い意味だけではなく、文化帝国主義という一つの強い文化が他を侵食していくというようにも捉えられます。
しかしそもそもそれも強いものが弱いものにとって変わるという自然の摂理ではないかという意見もでました。
もうひとつ注目するべき側面として合理化が世の中を支配するというMcDonaldization の理論を紹介しました。
今回のテーマは多くのことにあてはめることができる分、やりはじめるとどの視点からGlobalization に関して述べるか範囲が広すぎて逆に迷う部分が多かったです。
でも自分が思っている以上にGlobalization 自体そんなに単純なものではないとわかり、様々な理論を知っていくことに興味がでてきて調べることはそこまで苦にならなかったです。
今回わたしが中心に参考にした文献は、
Tomlinsonの「Globalization 」とGeorge Ritzerの「 McDonaldization」です。
押村先生にはバグワディの「グローバリゼーションを擁護する」という文献もお薦めして頂きました。
あと個人的にFeatherstoneの「ほつれゆく文化」の日本語訳は少しわかりづらかったと思います。
ともかく調べているうちに自分から興味の湧いてくるテーマを担当することかできたので、楽しみながら勉強することかできました!

2.長谷川稜さん 「Identityについての理論的解明」

今回、自分が担当したテーマは「アイデンティティの理論的解明」でした。
主な参考文献は英語でした。
先生がまず初めに渡してくださった本『The Identity of theNations』という本は特に読みやすく、アイデンティティの基礎的知識を固めるには最適の本でした。
プレゼンテーションでも骨組みはこの本を参考にしています。
続いて、プレゼンテーションの簡単な要約をしたいと思います。
アイデンティティはきわめて曖昧模糊とした概念です。
したがって、それを真正面から捉えることはせず、一度、5つのディメンション(心理・文化・歴史・地理・政治)に解体し、それぞれを多角的視座から詳細に検討することで全体像を掴むという手法をとりました。
まず第一に、それぞれの内にアイデンティティをイメージしてもらうことを意図し、幾つかのの定義を提示しました。
続いて、種類・構成要素の簡単な説明を加えたあと、ナショナルアイデンティティに特化してプレゼンを進行しました。
そして最後に5つのディメンションをそれぞれ詳述しました。
プレゼン全体を通して意識したことは、有用な引用を数多く紹介したことです。
反省点としてはやや、早口になりすぎてしまったことですね。
もう少し原稿をスリムにして、余裕を持ってプレゼンを進めることが次回への課題です。
アイデンティティを主眼に勉強するゼミに所属する身としては、この理論構築は避けては通れない作業だったので、それを早い段階で取り組むことができたのは幸いでした。
自分自身、文献の読み込み、プレゼン準備、そして発表を通して多くのことを学び、「アイデンティティ」への理解が一層深まったと思います。
前期最後のプレゼンにしては少々拙いものになってしまいましたが、拝聴ありがとうございました。
後期は前期での収穫・課題を踏まえてパワーアップしたものが見せられるように頑張ります。
切磋琢磨していきましょう。

ということで、二人にはそれぞれ素晴らしいプレゼンテーションをしてもらいました。
今回担当の二人はどちらも英語文献が主要だったので、その分苦労も多かったことでしょう。
(いや、この二人なら大丈夫か。笑)

日常生活において、私たちはグローバル化による恩恵を幾多も受けています。
それらは衣食住や芸術など、多様な場面で遭遇します。
特に日本はあらゆる文化圏の影響を受けており、言わば「オイシイとこ取り」の一面もあるでしょう。
しかしディスカッションでも出てきた様に、グローバル化による他文化の流入は既存文化の衰退を引き起こしているというデメリットもあります。
ですが、文化の担い手として大切な事は、文化に誇りを持ち続けることではないでしょうか。
したがって、たとえその形が変わったり、あるいは他の色が染みこんできたとしても、今ある文化を誇れることが大切です。
堤さんのプレゼンにもあったように、文化が人々の人生を豊かにするのだとしたら、文化に誇りを持てるということはどれだけ意義深いことでしょう。
伝統的なものも文化ですし、新しく生まれるものも文化です。
今あるものに劣等感を見出すこと無く、また外からの変化に臆せず、柔軟な態勢で日本「らしさ」を育むことが重要だと思います。
日本人が共通して誇れる文化を構築することで、日本人の心の拠り所が生まれ、健全なナショナリズムの構築に繋がればと願います。

そして、アイデンティティ。
言わずもがなこのゼミの研究テーマであり、私たちにとって不可避の概念です。
長谷川君の理論的解明により、ゼミ生の皆さんも、漠然とした「アイデンティティ」という雲の形が少し掴めたのではないでしょうか。
ご存知のように、アイデンティティという理論は政治学だけでなく、その起源である心理学やマーケティングにも用いられています。
その多義性から、「アイデンティティって結局何なのさ?」と人に尋ねられたとき、明確な解答を提供することはなかなか難しいのではないでしょうか。
(筆者は先日友人に徹底的に問い詰められて怯んでしまいました。笑)
長谷川君のプレゼンによれば、アイデンティティは心理・文化・歴史・地理・そして政治の5つのディメンションに分割できます。
そして日本はどの特質を一番色濃く有しているかというディスカッションが行われましたが、positiveな側面はあまり出てきませんでした。
たしかに「誇りある日本」というと、なんだか右寄りな発想が浮かんでしまいます。
しかし、翼というものは右と左両方あって初めて意味を成します。
両翼のバランスが取れてなければ安定した飛行は不可能なのです。
多くの指摘の通り、今日の日本に対する肯定的意見は少ないでしょう。
私たち若者の、これからの使命ですね。

当前ですが、このプレゼン以降もアイデンティティに関する研究は続きます。

「What is identity?」

私たちはこれからも問い続けていかなければなりません。

(ブログ係のまとめキツイよ・・・笑)

以上で、2011年度前期間のプレゼンテーションは全て終了しました。
前期の反省とモチベーションをしっかり活かして、後期のプレゼンテーションに磨きをかけましょう!

皆さん、本当にお疲れさまでした!

そしゃ

投稿者 管理人
2011年7月 3日09:01 [週刊押村ゼミ]