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募集要項及び研究内容
担当者名:押村 高
<研究テーマ>
グローバル化とアイデンティティの現在 (英文名:Conflicting Identities in A Globalizing World)
研究内容: 「経済・情報のグローバル化が進むと、やがて世界の文明は均質になり、出生地や居住地にこだわらない地球市民が生れる」というのは真実でしょうか。いや、21世紀の世界で国家への帰属意識が薄れた結果、あるいはグローバル化への「バックラッシュ」として、各国民はむしろローカルなものにアイデンティティの拠り所を求めています。
エスニックIDによる分離独立運動が激しさを増し、経済発展で自信を蓄えたアジアは「アジア的価値」を探し求め、ハイフン現象(Irish-AmericanChinese-American…)にみられるように米国民は「先祖探 し」に駆り立てられています。さらに、地球全体として言語や文化の多様性をどう保存するかも重要な課題となりつつあります。
グローバル化と地域化というモメントは「アイデンティティの世紀」と呼ばれる21世紀をどう導くのでしょうか。
「グローバルに思考しローカルに行動せよ」とは何を意味するのでしょうか。
2009年度(第14期&15期)はこれらの根本問題にスポットを当てて、「異文化の衝突/対話/共生」という新しい視点から国際関係に切り込みます。
<研究主題>
以下の具体的なテーマについて、現状をフォローしながら研究を進める予定です。
―グループ・アイデンティティ
多文化主義・多言語主義の台頭/移民と難民のID/クレオールの二重ID
―地域のアイデンティティ
アフリカの部族主義/アジア的価値観の模索/EUが共有するIDとは何か
―アイデンティティ・コンフリクト
西欧とイスラムの衝突/宗教・言語紛争の要因/民族紛争解決への道筋
―日本のアイデンティティ
日本国籍とは何か/歴史教育とID形成/外国人の「ニッポン論」
ゼミナール空間の最大の利点は、その「双方向性」にあります。
実社会で役立つプレゼン法を身に付け、論述能力を磨くことができるように、つとめてワークショップの機会を多く持ち、また小グループに分かれての「文明間対話シミュレーション」(本ゼミ最大の企画です)などを組み入れて、全員が意見を述べたくなるような雰囲気を維持したいと思います。
なお先輩の到達点としての「ゼミ論集」を、相模原キャンパスB館(メディア・センター)526号室で公開しています。「本ゼミの活動で何が習得できるか」を知る手掛かりにして下さい。
<研究方法>
初回~3回は、問題意識を共有するために、担当者がIDに関する全般的な問題を提起して全員で議論します。有名な学説や代表的な書物についての概観を得た上で、 IDの基本的文献の幾つかを輪読する予定です。
4回目からはいよいよ、ゼミ生による報告会が始まります。各自関心のある個別のテーマを選択し、それについて調査・報告します。
折をみて、民族紛争のルポ・ビデオの視聴、外部から専門家を招いての講演会、二手に分かれてのディベートを組み入れ、さらにゼミ生の海外旅行帰国報告会や合宿などを織り混ぜて、多角的なゼミにしたいと思います。
なお、押村ゼミでは知的課外活動や他流試合を推奨しています。
<応募条件・資格>
国際政治、グローバル・ガヴァナンスを情報や理論としてだけではなく「自分の生き方の問題」として捉えたい人、真のグローバル化はまず「自分探しから」と考えている人、国際関係の原点はやはり「人との付き合いだ」と実感している人を求めています。
海外滞在中に生じたwhy?を研究に高めたい人、在学中あるいは卒業後に留学を希望している人、そして将来日本のIDを世界に発信する仕事に就きたい人も歓迎です。
<募集人員>
8名
<募集方法>
面接・書類選考
投稿者 管理人
2008年9月30日14:06
[未来のゼミ生へ]
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