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松居佐弥さん(2009修士課程修了)
自分と向き合い、世界に目を開くための座標軸
中学校教師として英語科やその他の教育活動に携わる中で、対人・異文化間コミュニケーションに深い関心を持ち、それらについてじっくりと体系的に学びたいと思い本専攻を志願しました。本学で学んだ2年間には、私にとって必要な学びが全て凝縮されていました。
主に異文化間コミュニケーションと言語学に関する講義を履修し、様々な理論を、自分の異文化体験や身近な人間関係にまつわる事象などの実例と関連付けながら学ぶことができました。理論的・体系的であるだけでなく、実践的・実用的な講義内容が多かったです。論文の書き方や研究方法等についての科目もあり、学問の世界からしばらく遠ざかっていた社会人にとっても心強いカリキュラムです。少人数でインタラクティヴな講義が多く、そこで展開される議論は知的好奇心を大いに刺激するものでした。言語とコミュニケーションについて広く学ぶと同時に、修士論文では、教師の自己開示と生徒との関係構築について研究しました。
先生方の専門領域への卓越した探求心や情熱、そして教育者としての熱意を感じ、学生としてだけでなく同じ教職に就いている立場としても感銘を受け、大変勉強になりました。また、共に学ぶ学生の中には様々な年代や職業の人が在籍しており、その人たちとの出会いは私にとって大きな財産となっています。
学問の最先端に身を置けることの贅沢さを実感するとともに、いかに自分が知らないことが多いかも痛感した2年間。その中での学際的で先端的な講義と研究活動を通して、自分というもの、そして世界の諸事象のとらえ方や考え方の大変革が私の中で起きました。それは入学前には予期していなかった最高の体験です。
私の勤務する公立学校は、大学院から見た世界と比べればとても小さく感じられますが、一つの教室の中にも実に多様な背景をもつ子どもたちがいて、日々が異文化間コミュニケーションのようなものです。英語教育のみならず、日常の生徒たちとの関係づくりや指導の中で、大学院で体験し学んだことを生かしていくことができると思います。
Category: 卒業生 Posted by at 2010年4月 6日 17:59
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