森鮎子さん(2008年度4年生)
国際経済学科 4年
青山学院高等部出身

国際協力に携わりたいという子どものころからの思いと、
大学での勉強と部活を通してつかんだジャーナリストへの道。
■過去
世界の人たちの役に立ちたいと考えるきっかけとなったドキュメンタリー番組。
私は長い間、国際協力に携わる仕事がしたいと考えていました。私が小学3年生の時、テレビ局に勤める父が虐殺事件後のルワンダの難民キャンプの様子を取材したドキュメンタリー番組を制作しました。多くの難民が苦しむ姿に大きな衝撃を覚え、いつの日か飢餓や病気、戦争に苦しむ世界の人たちの役に立ちたいと考えるようになったのです。そして中学、高校ともに、将来は国連やJAICAなどで働きたいと考えていました。
■現在
かけがえの無い仲間とともに戦ったこの4年間は、一生涯の財産。
大学進学の際に、日本だけではなく世界の動向を学び、幅広い視野を養いたいと思い、国際政治経済学部を選びました。国際経済学科を選んだのは、社会を動かす根底にあるのは経済活動だと思ったからです。本学部では学科をまたいで幅広い勉強ができるので、政治を学ぶためにも、まず、世界の経済の動向をしっかりと身につける必要があると思いました。
入学後は、高校から始めたフェンシングを続け、3年の夏からは主将を務めました。勉強に追われながら部活に打ち込むのは簡単なことでありませんが、文部両道をモットーとしてきました。その甲斐があって、大学2年次に学部の最優秀学生に選んでいただき、何よりもうれしい褒賞でした。
主将として部をまとめるのは、とても重く難しい仕事で、どうすれば後輩に自分の想いを伝えることができるか、いかにしてチーム全体のベクトルを同じ方向に向けることができるかなど、考えなければならないことは山のようにあり、悩み、考え、反省し、また正面からぶつかっていく、そんな毎日でした。
でも、主将を務めることができたのは幸せなことでした。勝利の雄叫びを上げ、仲間と喜びを分かち合う瞬間。あと1点が取れなくて、悔し涙に震えた日。部員と本気で意見をぶつけ合い、涙混じりに声を張り上げた時。普段では出会うことができない、充実した素晴らしい大学生活を送ることができたのは、部活を通し自分自身が大きく成長することができたからだと思います。

■未来
「何か自分もできるのではないか」と気づいてもらえるような番組を作りたい。
卒業後は日本テレビ放送網でジャーナリストとして働きます。国際協力に携わりたい気持ちがあるのに、具体的に将来の夢を描くことができずにいた時、興味を持ったきっかけが、父が作ったルワンダのドキュメンタリー番組だったことを思い出しました。世界で起きている貧困や病気、戦争の様子をテレビ番組を通して視聴者に知ってもらう、興味を持ってもらうことも、国際援助の一つの形であることに気づいたのです。
どんな現場にも果敢に飛び込んでいく情熱と、得た情報を分析し構成する冷静さを兼ね備えた記者になり、いつか必ず途上国報道に携わり、視聴者の方々に「何か自分もできるのではないか」と気づいてもらえるような番組を作り、援助の輪を広げる手助けができればと思っています。
■ゼミナールレポート
現代経済と政策科学 仙波憲一先生
経済の基本となるマクロ経済学を、理論から学びます。3年次は、毎週教科書の1章分を要約して、各自が作ったレジュメを基に担当箇所のプレゼンをし、皆で議論して理解を深めます。内容も難しく大変でしたが、ゼミ生同士の結束も固く、また先生の丁寧な指導もあり、本気で経済学を学びたい学生には最高の学びの場です。毎年、夏は海外で合宿があり、3年次には韓国に行き、現地の大学生と勉強会をしました。4年生は卒業論文の作成が中心です。仙波ゼミでは経済学に固執しせず、自由にテーマを選べるので、戦争報道の視点から報道倫理を問う内容の論文にしようと思っています
■国際政治経済学部を志すみなさんへ
受験勉強はとても大変だと思いますが、高校生の日々は二度と戻ってきません。後悔のないよう、存分に高校生活を謳歌してくだい。国際政治経済学部には、個性的で人間としての魅力にあふれる人たちが沢山います。志を高く持った仲間と過ごす日々は、必ず自分自身を豊かにし、幅広い知識を持った先生方の面白い授業は、みなさんの視野を大きく広げてくれることでしょう。受身になることなく、自分から得ようとすること、高めようとすることを心がけてください。好奇心、探究心を忘れず、積極的に学ぶ姿勢を持って過ごせば、充実した素晴らしい大学生活を送ることができると思います。
(※2008年度パンフレットより)
Category: 学部生 Posted by sipec at 2008年03月18日 19:45
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