渥美さくらさん(1994年卒業)
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)/ジュネーブ本部勤務
1994年国際政治経済学部国際経済学科卒業。ケンブリッジ大学大学院修士課程修了。
現在、国連難民高等弁務官事務所の本部があるスイス・ジュネーブに在住。

「国連の“平和維持軍”と“人道援助活動”という
まったく考えの違う組織の橋渡しをしたい。」
国連難民高等弁務官としての緒方貞子さんの活躍も記憶に新しいUNHCR。渥美さくらさんは、そこで世界を舞台に活躍されている日本人の一人です。
■現在のお仕事を選ばれた理由は?
国際的に人道支援をしている組織に興味を持ったのは中学の頃からで、将来、国連で働きたいと思うようになりました。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、難民・避難民の保護、難民・避難民の自立を手助けするというとても実践的な仕事です。

■将来のキャリアのためにどのように大学の学部を選ばれましたか?
国際公務員になりたいと思っていたので、色々な分野の勉強ができるところが良いと思いました。国際政治経済学部は3つの専攻に分かれていますが、学部内でどの学科の授業も受講できます。国際経済と国際政治両方に興味を持っていた私には最適でした。イギリスの大学院を受験する際、青山の先生方がとても親身になってサポートしてくださいました。どの大学院にどういう教授がいるかなどの的確なアドバイスを受けられました。自分の未来を設計するネットワークが作れる環境が重要です。
■国際政治経済学部で学んだことで、生かされていることは?
国際法や国際法ゼミで学んだ難民法の知識が現在の仕事に非常に役に立っています。国際経済学科の講義で学んだ開発援助、国際経済学の知識も難民支援の状況把握にとても役立っています。また、ゼミでは“コミュニケーション”能力もつける事ができました。
■国連難民高等弁務官事務所での仕事を通して、実現したいことは何ですか?
国連の平和維持軍といっても実態は「各国の軍隊」です。当然、状況判断や優先順位のつけ方が、人道援助活動とは違います。平和維持活動として行動する「軍」と人道援助という二つのまったく考え方の違う組織の橋渡しをすることが私の夢です。
■国際政治経済学部を志望する後輩へメッセージを。
大学時代はなるべく様々な分野に興味を持ち、学ぶことを勧めます。国連のような国際公務員を志望する場合、専門性を要求されますが、逆に専門分野だけでは生き延びられません。専門を持ちながら、同時にどの分野でも働ける柔軟性が要求されます。
また、大学に入ったら、なるべく多くの経験をつむのが大切です。何事にも興味を持って挑戦してみることをお勧めします。
(※2008年度パンフレットより)
Category: 卒業生 Posted by sipec at 2008年03月18日 20:00
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