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福田恆存『一匹と九十九匹と』

どうもです。先日の『一匹と九十九匹と』の発表について振り返りをしたいと思います。

反省点は多々あるのですが、やはりそのほとんどは私の器の小ささがゆえに作品を消化できなかったところにあります。むむむ…。

この福田さんの文章は、私には何度読んでも本質的には理解できなくて(むしろ最終的には出来るわけがない、という境地に至りました。)本当に苦しかったです。こんなに苦しい読書は初めてでした。ただ、発表が終わって思ったことは、純粋にこの作品に触れられて良かった、という思いです。本当です。先生が「自分が九十九匹のうちの一匹である、とわかっただけでも大きな収穫ですよ。」とおっしゃって下さったのも私にとっては大きな救いでした。あんなに拙い発表を聞いて下さったゼミ生の方々にも感謝です。

あ、あと発表後に3年生から「なんで芥川を引用したのか?」と聞かれたのですが、確かに説明不足だった気がします。すいません。前回やった『母・八重子二十歳の『日記』の中で先生が引用してらっしゃった、

「文藝上の極北は―或は最も文藝的な文藝は僕らを静かにさせるだけである。」(『母・八重子二十歳の日記』P238)

…の芥川の文が印象的だったので、今回一匹代表として引っ張ってきた次第であります。

…はー。しかし本当に、本を読んで「疲れる」なんて、生まれて初めての体験でしたよ!でもなんだか心地いい疲労感でした。

ありがとうございました。

投稿者 学生
2010年4月29日21:22 [発表者 コメント] | コメント (0) | トラックバック (0)

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