2005年1月14日

Paternity Leave?


金子隆直 97年卒 携帯電話メーカー勤務

 明けましておめでとうございます。
 ちょっと季節遅れですが、スウェーデンは正月よりもクリスマスの方がビッグイベント、このときばかりは土曜日もお店が夜遅くまで開き(普段は4時まで)、日曜日もお店が開き(普段は休み)、街にはクリスマスマーケットが立ちます。でも、アメリカの様な派手さはなく、寂しいといえば寂しいのですが、むしろ可愛らしいという印象です。しかし、やっぱりニッポン人は正月ですよね。私も、お正月は日本でおせち、お雑煮そして日本酒を堪能しました。

 さて、「ゆりかごから墓場まで」の言葉で有名なスウェーデンの福祉政策。前回はそのための税金が高いという話でしたが、今回からは、その福祉の方をお話しします。

 まずは、Paternity Leave。勘のいい人ならわかりますよね? Maternity Leave(産休)のお父さん版です。スウェーデンでは、高い税金(低い手取り?)のせいもあって「共働き」が原則なのですが、一方で子供・家族をとても大切にする国です。子育ては両親の責任と位置づけられており、従業員は子供が生まれて3年以内に約2ヶ月間(連続しても、小分けにしても可)の産休をとる権利があり、会社はこれを妨げてはいけないのです。僕の上司などは、去年、夏休み(大体皆さん一ヶ月は休む)と育児休暇をくっつけて3ヶ月会社を休んでいました。ハッキリ言って、僕ならばそんなに休んだら社会復帰不能ですけどね。いわゆる産休(Maternity Leave)もあるわけですから、子供が生まれてから3歳になるまでの間に夫婦が交代で、子供のために過ごす時間が持てるということは、僕は素晴らしいことだと思います。また、必ず両親のどちらかが学校に子供を迎えに行きますし、夕食は家族揃ってというが大原則のようです。

 また、子供を大切にするという意味で、ちょっと面白いと思ったのは、子連れでバスに乗ると、子供は席を譲ってもらえたり(お年寄りも席を譲る!)、またちょっと高めのレストランでも子連れ入店大歓迎で、お店の人も周囲のお客さんも良くしてくれるようですし、事実、食事をする若い夫婦のテーブルには乳母車が横付けされている光景もよく見かけます。今回は子供に関する話題でしたが、次回は医療について触れてみます。 

いよいよ冬本番と思いきや、今年は暖冬らしく、毎日生暖かい風が吹き、雨が降る日々が続いています。海も荒れてしまい、正月以来、趣味の釣りができません。(今はタラ釣りが本格シーズン。この時期は白子が最高なんですけどね。)

 年末に釣ったタラで鍋     家の前に立ったツリー
tara.JPEG   tree.JPEG


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Posted by sipec at 11:00 | Comments (2) | TrackBack (0)

2004年11月22日

給与明細見てビックリ。スウェーデンはやはり税金が高い


金子 隆直 (97年卒) 携帯電話メーカー勤務

 昨年の4月にコンサルタント会社から某 携帯電話メーカーに転職して本拠地のある、スウェーデンの第三の都市マルモ(Malmo)で働いています。最近巷では北欧ブームですが、知人にスウェーデンに住んでいますと言ってもピンとこない方が多いんです。ああ、ムーミンの国だよね?っていう人もいますが、ムーミンはフィンランドで、それを言うなら「ニルスの不思議な旅」(古いな)です。

 スウェーデンは、日本の1.2倍の国土がありますが、人口はたった900万人しかいない国です。単純な人口密度で考えると一日歩いてヒトとすれ違うことすら困難ということになります。一方東京の人口は1200万人ですから、その差歴然ですよね。もちろん、実際にはスウェーデンの北半分にはほとんど人は住んでおらず、都市部に人は固まっていますのでんことはありませんが、常に高速道路はガラガラで、渋滞でイライラするなどということは全くありません。

 スウェーデンと聞いて、「ゆりかごから墓場まで」を思い浮かべる人もいるかもしれません。でもそれって実際どんなことなのか、僕の目に付いたことを紹介してみたいと思います。

 初めての給与明細を見て、驚いたのが税金です。以前ドイツにいた時にも高いなとは思いましたが、スウェーデンはダントツです。基本的に諸々の理由で半分徴収されてしまいます。例えば、月給が30万円の人は、15万円税金でとられてしまいます。要は手取り15万。(ちなみに、これは30歳程度の人の平均的給与とのウワサです)さらに、消費税(Value Added Tax)は、なんと25%(食品は12%→調べるまで知らなかった)です。日本の5%なんてカワイイもんです。ちなみに、海外赴任者は税金を会社が払ってくれるものなので、月収30万円の人は、会社から60万円支給されている計算になります。このように税金は高いけれども、社会保障や人々の生活は充実しています。その話は次回に。

 スウェーデンではいよいよ冬到来。日増しに日の出も遅くなり、このあたりには珍しいのですが今日は朝から大雪です。

kaneko1.jpg        kaneko2.jpg
(日の出: 朝7:30頃)           (今朝の大雪)




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Posted by sipec at 11:28 | Comments (0) | TrackBack (1)
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