2008年5月25日

大学生にも熱気、米大統領選


R.A(国際政治学科4年)
University of Montana
交換留学中

 2007年8月から交換留学生としてアメリカ・モンタナ州のUniversity of Montanaに派遣されて、早いものでもう8か月が経とうとしています。ここでの8か月を振り返ってみるとそれまで海外に在住したことのなかった私にとって、到着した当日から毎日新しい事との出会いの連続で、毎日毎日を乗り切ることで必死になっていたらあっという間にこんなに月日がたってしまいました。あまりにいろいろなことがあり過ぎて、何から書き始めていいのやらという感じなのですが、ここはたまには(?)政治学科らしく、さらに日本でも話題性の高い大統領選挙について書きたいと思います。

 日本でも報道されているとおり、現在アメリカでは予備選挙の真っただ中にあり、民主党からのヒラリークリントン氏とバラクオバマ氏が有力といわれています。ヒラリー氏が大統領になれば初の女性大統領、オバマ氏ならば初の黒人大統領ということで世界各国を巻き込んでその行方が注目されています。そんな中で、先日、私が通う大学にオバマ氏が選挙活動の一環として講演会をしに来たのですが、その時最初に私が思ったことといえば「なんでこんなにみんな政治家が好きなの?」ということ。チケットは即品切れ(チケットを手に入れた私は運がいいと散々いわれました)で、朝の5時から会場前には長蛇の列。私の友達なんて夜中の12時から待っていたほど。日本で大学生が選挙の講演会のために寒空の中徹夜で待っている姿なんてちょっと想像できませんよね?さらに会場に入ってからもオバマ氏の登場を今か今かと待ち構え、客席ではウェーブをつくり、おそろいのTシャツを着てフリップを掲げ、カメラを用意し…もうまさにアイドルのコンサート会場に負けない熱気むんむんでした。私とタイ人の友達もVoterでないにもかかわらずオバマのOマークを作ったりステッカーを顔に貼ったりちゃっかり楽しんでいましたが!

 アメリカ人の政治の関心度の高さはこの講演会だけにとどまらず普段の生活でもしばしば感じられること。ジャーナリズム専攻の子たちが毎日、学校新聞を発行しているのですがほとんどの生徒が毎日読んでいて、午後に貰おうかなーと思うとすでにゼロ。また例えばふと友達に“誰に大統領になってほしい?”と聞けば誰でも“私は○○支持。なぜなら~”と必ず自分が支持する人の名前とその理由が明確に返ってきます。日本人によくありがちな“わからない。”“誰でもいいんじゃない?”“なんとなく”なんて答えはありません。むしろ自分が日本の政治について突っ込まれて詳しく説明できないことや自分が心から支持する候補者とそれに伴う根拠を考えもしなかったことに気が付き、カルチャーショックを受けました。

 日本人の感覚では“選挙にそんなに真剣になるなんてばかげている”と思いがちですが彼らにとっては自分たちの未来を左右する代表に会うチャンスに真剣にならないほうがおかしい。もちろん、アメリカ人の政治への態度を悪く言えば狂信的ととらえる見方もあります。その国の社会システムに適した独自の選挙方法があるのも当然で、どちらが良い悪いを決めるつもりはありません。ただ今回の経験を通して私は「文化」というものに触れたと思います。言語能力を伸ばすことだけでなく他文化を実際にこの目でみて、自分の文化について学ぶことも留学の醍醐味だなと感じる出来事でした。





Category: from U.S.A
Posted by sipec at 10:55 | Comments (0) | TrackBack (0)

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