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2006年1月12日

国際政治経済学部の学部改革元年

いよいよ2006年がスタートしました。青山学院大学の国際政治経済学部は、これまでの国際政治学科と国際経済学科に4月から国際コミュニケーション学科が新設されて、今年、3学科からなる本格的な国際学部に発展するのをはじめとして、いままでにあった3コ−ス制を改め、5コース制を採用するなど、いろいろな改革が進展しています。まさしく今年が学部改革元年です。それらのうち、ここで3つを簡単に説明しましょう。

 1. 国際コミュニケーション学科
 本学部の国際コミュニケーション学科は、いままで他大学にあった外国語教育中心の国際コミュニケーション学科とは違って、グローバル・コミュニケーション時代にふさわしい新しいサイエンスと哲学にもとづく社会科学系の学科です。たとえば「コンフリクト・レゾルーション(紛争解決)」、「国際交渉論」、「国際交流論」、「国際ネットワーク論」、あるいは「パブリック・リレーションズ」といった他学に例を見ない科目群がずらりと並んでいます。その理由は、本学部の国際コミュニケーション学科は、ただ情報やメッセージのやりとりだけでなく、ヒト、モノ、カネの行き来もまた重要な学びの対象としているからです。国際政治と国際経済に加えて国際コミュニケーションの知識や能力をつけることで、世界の仕組みや動きを迅速かつ正確に理解し、世界で行動し国際社会に貢献できる人材を育てることが、青山学院大学国際政治経済学部の願いです。

 もちろん新学科の目的や内容はそれだけではありません。「コミュニケーションスキルと言語」についても、たとえば通訳、翻訳、会議英語、国際ビジネスコミュニケーションなど、充実した多くの科目が準備されています。「英語の青山」の伝統が本学部でも生かされています。さらに、異なった地域や文化間での理解を深めるには「比較文化論」の視点が不可欠だとの考えから、15科目をこえる比較文化論や様々の地域や国家の文化論をそろえています。

 また、新学科をふくめて、本学部は理論面だけでなく、現場主義の教育にも力を入れています。たとえば、外務省、防衛庁、毎日新聞、読売新聞、そして野村證券などから、第一線で活躍されている専門の方々を講師としてお迎えし、それぞれの分野でオムニバス形式の授業を展開しており、現場から見た問題とその解決方法を直に学ぶことができます。この他にもワシントンのアメリカン大学での夏期研修、ニューヨークの国連本部での研修、そしてタイの名門国立大学であるチェンマイ大学での研修や、国際交流基金や文部科学省などでのインターンシップを実施しています。こうして、本学部に学んだ卒業生の多くが、すでに国連などの国際機関、官公庁、地方自治体、マスメディア、NGO, 海外の大学院、そしてもちろん企業などで活躍しています。

 2.5コース制の開始
 2006年度から5コース制が始まります。5コースとは、国際政治関係の「政治外交・安全保障コース」と「グローバル・ガバナンスコース」、国際経済関係の「国際経済政策コース」と「国際ビジネスコース」、そして「国際コミュニケーションコース」です。

 国際政治関係の二つのコースのうち、前者は国際政治学、安全保障、国際法、外交史などを中心とした国際関係を重視した正統派の伝統的な国際政治を学ぶコースで、後者は、とくに冷戦終結以後に急成長した温暖化防止など地球的規模の問題を解決するための新しい国際政治学で、本学部が日本でもっともはやく1998年に大学教育に取り入れたコースです。国際経済関係の二つのコースについては、前者はとくに貿易、国際金融、そして経済開発についての経済法則と実証分析を学び、後者は、従来「ファイナンス・マネジメントコース」として存在していたコースをこの度再編したもので、企業レベルから企業行動や産業組織などを学ぶコースです。将来、国際ビジネスの分野で働くために必要な実践的な知識や能力を養います。「国際コミュニケーションコース」は、もともと国際コミュニケーターの育成を目的として1998年に作られたコースで、今回、新学科が設置されるのを機会にあらためて強化されました。
  
 しかも、これらのコースを選択する際、学科を横断して選ぶことが可能です。たとえば、国際政治学科に入学した学生でも国際ビジネスコースに進むことができます。3年から始まるゼミの選択も、「ゼミナール・ブリッジ」といって、学科やコースの枠をまたいで選ぶことができるように柔軟な制度が設けられています。

 3.入試改革とその他の学びの特色
 以上に述べてきた学部改革の他にも、大学4年生の時に大学院の授業を履修し「学部3年プラス大学院2年」で大学院の修士号の学位が得られる飛び級制度や、「学部4年プラス大学院1年」で修士号が得られる大学院授業科目特別履修制度が設けられており、毎年これらの制度を利用して大学院を実質1年で修了する学生がいます。また、海外のトップの学者を招聘して英語で授業を行う特別講義も数多く準備されています。最近では、J.アイケンベリー・プリンストン大学教授、T.バーガー・ボストン大学教授ら、第一線の国際関係研究者が本学部の教壇にたっています。

 入学試験についてはすでにご案内のとおり、新学科設置にともない、学科の定員数に変化がありますし、昨年より始まったセンター利用入試では、学部全体で昨年よりも20名多い60名を募集しています。また、センター利用入試の教科数についても、昨年の4教科型に3教科型が加わりました。学科ごとに多少の違いがありますから、詳しくは本学の入試インフォメーションをご覧下さい。

 このように、本学部の学部改革が今年からいよいよ本格化します。グローバル化が一段と進んできた世界にあって、日本の大学に先駆けて1982年に始まった本学部の国際教育がますます重要になるものと期待されます。



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